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HERE WITH YOU

♪僕は、ここにいるよ。
  いつだって、そばにいるよ。

優しい歌声に癒される。
でも、キミはここにはいない。

そうだ。週末の「占い」は最高だったんだ。
そんなこと信じちゃいないけど、そういう些細なことを頼りに開いた扉の向こうには、確かにステキな出会いがあった。
「鎮痛剤」がとりもつ、少し情けなく、でも大切な、ほんの小さなきっかけが、僕らの全てだった。

地球は病んでいる。
僕も、僕らも常に痛みの恐怖と向かい合い、科学の力と東洋の神秘を味方にして、どうにかこうにか毎日を生きている。でも確実に病は進行している。
やがてこの美しい星は滅びるだろう。
レジ袋辞退したって、冷房温度上げたって、昼間消灯に協力しても無駄だってみんなわかってる。
この便利な生活をまるごと放棄しなければ、それでももう手遅れかもしれない緊急事態は、何億年という営みがわずか数年で狂ってしまうということからしても明らかで、僕らのわずか100年足らずの人生なんて宇宙の一瞬にもならないことを誰が実感できるだろう。
だから確実にこの星は滅亡する。
その前に死んでしまえばいいけど。


STAY THE SAME

♪僕はずっと変わらないよ。
  キミもそのままでいて欲しい。

そんなの無理なことも承知している。
でもそう望むことは決して間違ってはいない。はずだった。
変わらないと思っていたのは自分だけで、一番変化したのは自分であることに気付かないだけだった。気付いているけど知らないフリをしていたんだ。
人は都合の悪いことは忘れられる。聞いても鼓膜には響かないし、見ても記憶には刻まない。
そうやって一番美しい部分だけを残していく。
そうやって思い込むことで自分を保っていられることに慣れていく。
そしてつぶやくんだ。

キミ、すっかり変わったね。って。

とにかくこの週末は最高だったんだ。
明日からの最低に備えて、10月に「にんじん」ぶら下げてみた。
どうにかそこにたどり着くまでは生きていてよね。自分。


※明日のこともわからないけど。

by ten2547 | 2007-08-26 10:28 | 白書