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百花繚乱

世の中にはいろんな人がいる。
面白い。そして恐ろしい。

毎日僕にプレッシャーをかけてくる上司も、ホントは寂しがりやだったり、時々やけに優しかったりするので、よしよしって頭なでてあげたくなる。いつもはハンマーで殴ったろかいと思っているのにね。

羊のように大人しいと思っていた奴が、突如激高した時は一同凍りついたね。オロオロなんて感じで手のひらそいつに向けてさ、まあまあなんて感じで日本人的処理に徹してた。いつもはいるのかいないのかわからないくらいなのにね。

10%くらいかな。いつも一緒にいるけど、それくらいしかその人ことなんて知らないんだから当たり前といえば当たり前のことで、そういう僕も他人からはどう思われているのか、皆目見当もつかないっていうのが正直なところだ。変人の部類に近いことは察しがつくし、「変わってますね」と言われると何だか嬉しいのだから、やっぱり変なわけで。

だから、エレベーターで二人きりになりたくないキモチもよくわかる。

パソコンと能力主義が殺伐とした職場環境を作り、隣の人ともメールで会話する。
それくらい直接言ってくれればいいのに、とか思う反面、立て込んでいる時に、あの~とか話しかけられるとイラっとする。それくらいメールでいいじゃないかよ、などと心の中で舌打ちしてる。

これだけ人間がいるんだから、いろんな人がいて当然だ。
毎日、様々な「人種」に遭遇する。
みんな、生きている。
みんな、誰かの子供で、誰かの親で、誰かと繋がっている。
僕らも事務的に繋がっているんだけど、その出会いさえ僕には刺激的だ。
その人の人生や生活にかかわる仕事をしているから尚更なんだろうけど、余計なお世話なんだけど、がんばって下さいね、などとこっそり励ましたりしている。
ある時は誰かをシアワセにし、ある時は厳しい話もしなければならない。
目の前で泣かれたり、怒られたり、激しい感情をぶつけられることもしばしばで、こっちの神経が参っちゃうよと愚痴をこぼす相手もいない僕は、どうやって自分自身を保てばいいんだろう。

泣きたいのは僕のほうだよ。

今日もいい天気だ。
みんな平和に暮らしているだろうか。
僕は、別にどうってことない、平常通りだ。そのはずだ。そのはず。


※多くのものを求められる。自分の能力以上の成果を要求される。僕は自分自身を把握しているか?僕は自分自身を超えられるか?僕はホントに僕なのか?

by ten2547 | 2007-04-07 10:18 | 白書