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有終

の美??

最後くらいはカッコよく決めたいよね。
終わりよければ全てよし、か。
予期せずそうなったんだけど、何か虚しい。
苦しい、ホントに苦しい3週間が終わった。試練の日々だった。まな板の上の鯉だった。
生き地獄だった...。
それも今日で終わった。もっとうれしいかと思ったけどな。そうでもない。
ホントの地獄はこれからなんだけど、とりあえず一つ山は越えたな。

今日、会社で昔の資料をひっくりかえしていたら、まだ「若かった頃」の僕を見つけた。
結構自由気ままにやってたんだなと今になって思えば赤面ものだが、今の自分が失ったものを再発見した気分だ。あの頃一番苦しい時期だと思ったけど、今の方が何倍も厳しいし、難しい。
便利になった分、やることは増えたし、できることの幅も比較にならないし、だけど一人の人間ができることは限られてるじゃない。どこかで無理してんだよね。僕だけじゃなく、みんなが何かを犠牲にしている。
それは、健康  失ったら元も子もないのにね。
それは、家族  最後は家族だけだろうな。
それは、自由  休みの日も会社に来てしまうようになったら終わりだ。
それは、自分  自分を犠牲にして自分のために働いているって何か変だな。
でも、苦しければ苦しいほど、やり終えた時の気分はいいもんだ。そう思ってた。
今日のあの感じは、きっとどこかで手を抜いていたせいだ。どこか後ろめたい気持ちが残っているから、だからかえって成功したことが恥ずかしい。最後になって「さくら」を使ったことが悔やまれる。素の姿を見てみたいなんていってたくせに、虚飾で焦点がぼやけてしまった。
それでも、これでよかったんだ。と自画自賛した。
救われない。

※仕事ですから...

by ten2547 | 2006-05-25 23:37 | 生業