ひざまくら
キミがあんまり気持ちよさそうに眠っているから、ひざをまくらにすることを許した。
まるで犬のようにまるまって静かに寝息を立てているのを見ていると怒る気にもならなかったよ。
僕も少しだけシアワセな気分に浸っていたような、微かな記憶をたどっていた。
あの時のキミがもう立派な大人になって、お酒を飲めるようにもなったんだね。
まさか、こんなところで再会できるとは夢にも思わなかった。
でも、知らない人には用心したほうがいいよ。
もうそんなことできる歳でもないだろうけどね。
※穏やかな愛情が太ももを発信源に全身に流れていたんだ。
by ten2547 | 2006-04-02 10:43