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キッチンストーリー

客が来る。
年に何度か家で食事会を行う。
何日も前からメニューを考えて、当日は朝から材料の買出し、部屋の掃除(ボロ隠し)に奔走し、午後は長い長い仕込みにキッチンにこもりきる。
楽しみでもあり、緊張する時でもある。
毎回一応テーマを決めるのだけれど、今回は「イタリアン」にした。
できるのか?できない。だから、なんちゃってイタリアンだ。

トマトソースをつくる。
タマネギをすりおろしてオリーブオイルで炒め、缶詰のホールトマトを入れて煮る。仕上げにバジルの葉をいれたら、なんちゃってトマトソースできあがり。とてもいい香りだ。

<前菜>
モッツァレラチーズとトマトの前菜

切って並べるだけ。トマトが肝心だ。酢とEVオリーブオイル、コショウ、イタリアンパセリを混ぜたドレッシングをかけ、バジルの葉を飾る。超簡単だけど、赤白緑が美しい。でもトマトがまずいと台無しになる。

スモークサーモンとタコのマリネ
これも切って並べるだけ。彩りにイクラとイタリアンパセリをトッピングする。ドレッシングは前のものと同じで手抜き。

きのこのソテー バターレモン風味
しめじとえのき、エリンギなんかのきのこをオリーブオイルで炒め、白ワインでちょっと蒸し焼きにしたらバターとレモンを。盛り付け後に刻んだレモンを散らしてできあがり。塩コショウで微調整する。レモンの酸味で薄味でも結構いけるかも。

<主菜>
牛肉の赤ワイン煮込み

タマネギ、にんじん、セロリをみじん切りにして炒める。これをミルポワというそうだ。塩コショウした牛肉を炒め、焼き色がついたら赤ワインとミルポワをいれて煮込むだけ。他に野菜なんかもいれてもいいかも。特にタマネギって料理の本のレシピ通りじゃん。
前にスペアリブの赤ワイン煮込みがとても美味しかったので今度は牛でやってみたが、最後まで納得いかない味だった。何が足りないのかわからない。やっぱり豚の方がうまいということか?牛肉料理、苦手です。(というか滅多に食べない..)

魚介のトマトソース煮
いか、えび、たこ、ムール貝なんかを炒めて白ワインで蒸し焼きにし、最初につくったトマトソースを加えできあがり。この半分を後でパスタに使うことにする。

<サラダ>
水菜のはりはりサラダ

豚肉をゆでて冷ましておく。酢と砂糖EVオリーブオイル、コショウでつくったドレッシングに冷めた豚肉とスライスしたたまねぎを入れて冷蔵庫へ。出す前に水菜を刻んで混ぜ、しょう油とマスタードで仕上げ。油をごま油、マスタードを唐辛子にすると韓国風にアレンジ可能。豚肉がうまい。(安い舌だ)

<副菜>
ホタテとアスパラのソテー マヨマスタード風味

材料を炒めて最後にマヨネーズとマスタードで和えて、盛り付け後に粉チーズをかける。しょう油をちょっとかけてもいける。

<パスタ>
ブロッコリーとアンチョビ&魚介トマトソースのスパゲッティ

オリーブオイルでにんにくを炒め香りをだす。刻んだアンチョビをいれ、ブロッコリーとスパの茹で汁を加える。そこへ茹でたスパを入れて軽く和えればできあがり。残ったアンチョビをトッピングしてもよし。スパの茹で加減とすばやい仕上げがコツか。(あ、唐辛子忘れた!)
魚介はさきほどのものにスパを混ぜるだけ。ピリッと辛いほうが美味しいかも。

長い一日だった。始まってしまえばあっという間にみんなの胃袋におさまった。
にんにくとハーブのおかげでなんちゃってもそれなりになったと日記には書いておく。(客人のお世辞に救われる)
次回は得意の?エスニックだ。(唐辛子使わないと満足できない悲しい性)

※もっと広いキッチンが欲しいな。

by ten2547 | 2005-10-23 11:56