ずっと、キミを見てた。他はもう、どうでもよかった。
この世の果てのような睡魔が僕の全てを奪い去る。
どうしようもなく眠いのは、肉体か精神か、何かの前兆か..
いっそのこと、ここで倒れてしまおうか。
倒れなくても、意識が朦朧としている。
変なクスリでもやってんじゃないの?遠くで聞こえた気がした。
病気かもしれない。
きっと病気だ。
全身が弛緩する。
まったく気力というものが湧いてこない。
長い午後が僕を狂気へと誘う。
ずっと、キミを見ていた。
若さに上下するキミの動きを、ただ見つめていた。
キミらホントウにエライよね。
真面目だよね。
死んだような頭で僕はかろうじて着座し、息をしていた。
何か言わなくては..
でも何も言うべきことが思い浮かばない。
ただ、キミのことステキだなってぼんやり想ってた。
離脱した僕が発言している。
きっとどうでもいいことを、うだうだ言っているんだろう。いつもの通り。
僕は白いシーツの上で惰眠をむさぼる。
こうして時を見送り、全てを先送りにしたツケは、何倍にもなって戻ってくる。
それが嫌だから、今日を耐え、あと一時間がんばるのに、
もう10分も座ってはいられない。
あ、もう夜風は涼しいんだな。
明日こそは..
そう言っているうちに一生が終る。
※きっと、変化が必要なんだ。きっと。
by ten2547 | 2005-09-08 21:55