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洗濯日和

人間関係というのは難しい。
長く付き合っても分かり合えない時もあれば、一瞬で通じる時もある。
多分、使っている細胞や神経が違うんだろうなって思う。(思い込む)
もう自分にはまともな人付き合いなんかできないと思っているところに、すっと入り込んでくる懐かしさみたいな感覚は、前言取り消し、忘れかけた自分の引き出しの検索を命じている。
「もうムリ」と「もう一度」が交錯し、最終的にはオトナの判断を下すとはいえ、一旦入ったスイッチを切り替えるにはそれなりの、それを妥当と思わせる「理由」がないとだめなんだ。そして不思議なことに、カミサマのいたずらか、全ての可能性が否定された時、残念という気持より、安堵の方が大きくて、それがまた自分の思いの低さ、小ささを象徴していることにつながり、結局僕は、最初から何も望んではいなかったということに気づく。それだけの時間を要しないとイエスもノーも言えないなんて、非生産的なんだな。
それが人間関係?
ある雑誌に書いていた。自分にとってプラスにならない人間関係は思い切って切り捨てること。自分にとってはマイナスでも相手にとってプラスの場合、両者がこの雑誌を読んで行動したらどうなるんだろう?その逆の場合はどうだろう?「キミとの付き合いはボクのためにはならないから今日限り友人関係は解消します!」と宣言でもすればいいのだろうか。
彼に言わせれば、そのくらいのことが出来なければ「勝組み」には残れませんよ、ということなのだろう。輝かしい経歴と5行以上の肩書きを持ち、下々の者に向かって語るような人にとってはプラスになる人は自分と同等はそのまた上の存在であるから、切り捨てる対象の方が多いのだろう。
僕も切り捨てた。
いや、切り捨てられたんだ。
レベルゼロの闇の中で行われたかけひきは、人生の肥やしにもならない、カラスにつつかれる生ゴミ程度のものだったけど、それもいつか小さな芽となってどこかで再生されるのかもしれない。それは期待ではなく、僕なりの(僕らなりの?)“オチ”だった。
だって、永遠なんてないんだから。
言い訳100コ並べても、結果は同じ。

今日はいい天気だ。
洗濯も終ったし、あとは自分をリセットすればいい。
スイッチは、ココにある。

※同じことの繰り返しのようで、それは少しずつ違っている。

by ten2547 | 2005-08-28 12:56