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健在で何より~夜、死んで 朝、再生する生物~

数時間経過-
まだ、生きている。よかったね。朝がくればちゃんと元にもどるんじゃない。
もう、洗濯機回してるし。
休みの方が疲労する。休みの方が右脳が活動しない。
左脳は死滅しつつあるし、皮膚は急速な老化によって見るも無残だ。
さて、もう「彼」は去ったのかな?遥か100万光年の宇宙へ。
ビリーミリガンじゃあるまいし、12人の怒れる何とかでもないだろうに、
たった5人で四苦八苦してるようじゃ僕もまだまだだな。

何をあんなに必死に話していたんだろう。
愛する「家族」についてだ。
僕の「老後」に関することでもある。
すでにそれは始まっている。もう、始めなければならない。
命は永遠じゃないし、最近のもの忘れのひどさは暗い未来を暗示している。
やはり、右脳を鍛えなくてはならないのだ。
雑談だって大切なリハビリで、お絵かきにお芝居、クイズや空間把握なんかもいい。
考えようによっては長い時間を過ごさなくてはならないんだから、
できることは何でもやってみたらいい。
こころに隙間ができるとまた「彼」に乗っ取られるよ。

「彼」か、いいね、自由で気ままで財布の中身も気にせず、
あらゆる規制から解放された存在だ。
そのおかげで筋肉痛が治らない。
「彼」は歳も取らないらしい。
超人だな。
自分が作り上げた人格だなんてとても思えない。

そうそう、ファイトクラブの主役はブラッド・ピットじゃない、エドワードだ。
あれ、おかしいよね。あの映画ヒットしなかったらしいじゃない。
傑作だと思うけど。エドワード・ノートンがいなければ成立しない映画だ。
別にマネしてるわけじゃないけど、あれは存在の究極の形だ。
それは願望でもなく、空想でもなく、かといって現実とも違う。
ホントに部屋が爆破したら困るもんね。

あ、洗濯が終ったよ。
現実はそんなもので、朝、鏡見て顔がボコボコでびっくり、なんてのは、無い。
近所の家が燃えたのも、誰かが川で浮いてたのも、
どこか違う場所で起こった「現実」だ。

僕は、洗濯物を干しましょう。

※2ヶ月振りの再会は久しぶりか?

by ten2547 | 2005-02-13 09:20