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肉を喰らう。

夏休みも諸般の事情で一致せず、
というか、元々全く交わらなかった僕らの休みが諸般の事情で交差した。
行く気満々だった北海道はムリだけど、近場でならと地図を眺めていた6月、それは我が家に届いた。

飛騨高山からのお誘い?
なんでやねん。
近場なんかい!
ま、ええか。

でもそれも?不思議なチカラに導かれた必然のように感じた。
行かねばならない感覚に背中を押されるようにとっとと宿を予約した。

GWは魚介を満喫したので、今回は肉であります。
何でもヒダギュウなるものが名物らしい。
ぢゃ、それをいただきましょうと、昼夜を問わずお肉を注文してみた。

結論としては、自分は口の中でとろけるような食品は苦手である、という事実を再認識した。
牛肉もまぐろの刺身も、歯ごたえのある赤身が好きだ。
テーブルに運ばれたお肉はどれも美味しかったけど、
一番自分に合っていたのが、道の駅で食べた串焼きだった。

古い街並みも良かったけど、僕らには誰もいない城跡がお似合いだった。
暑いけど、疲れるけど、2人だけの時間を過ごせることが何よりだ。
コンビニで買った冷凍飲料が全て溶けるまで、緑深き散歩道を歩いた。
夕方の風が心地良かった。

最終日は温泉だ。
そしてまたまた肉を喰らう。
半分で十分だったけど、がんばって最後まで食べた。
焼き方は指定できたけど、僕はもう少し火が通った方が好きだから、
やっぱり向いてないね、この料理は。
そして日頃食べないものを連日流し込まれた胃は完全に消化拒否状態に陥り、
翌朝は迷わずお粥を選んだ。

土砂降りの雨も、宿を発つ頃には止んでいた。
川沿いの道をのんびり走る。
高速道路より、僕らにはこっちの方がお似合いだね。

しばらくは野菜料理が続く。


※甘いものも控えるように!

# by ten2547 | 2011-08-21 10:11 | 旅行

今日は、何曜日??

諸般の事情で僕らの休みはバラバラになった。

週末の夜をのんびり過ごすことも無く、休みなんだけどいつも通りの時間に起き、
キミのために朝食作ったり、駅まで送ったりしてると、
今日は何のゴミの日だったかちゃんと確認しないとエライコトになったり、
朝目覚めた時に、仕事だったか休みだったかの確認が必要で、
今度は自分の予定がわからなくなって、
気が付けば、こうして一人過ごしている。

今年の夏だけで済めばいいけどな...。

悪いことばかりじゃない。

洗濯はお互いの休みにできるから楽になった。
食事の支度も余裕ができたようにも思う。
平日だといろんな用事がはかどるし、どこに行っても空いている。
朝もちょっとのんびりできる日ができた。

でも一番の効果は...

寂しいって気持ちを抱けたこと、かな。
そして、電気の大切さがわかったこと、でもないか...

さてと、今日は何をしようかな。

・ ・ ・ ・。


※静かな日曜日

# by ten2547 | 2011-07-31 08:49 | 日常

おまかせ

「うちはメニューないんですよ」
その言葉に一瞬凍りつく。
ドリンクも、食事も、ですか?
「はい、何でもおっしゃっていただけばお出ししますよ。」
じゃ、とりあえず、ビールを...

会社の送別会で使った店の料理が抜群に美味しかったので連れと行ってみた。
和でも洋でもなく、どこかのお宅でおもてなしを受けてるような、一品一品が
丁寧に作られた料理を求めて来た僕らは、多少戸惑いながら生ビールで乾杯した。

メニューが無いってことは値段も不明ってことで、それより一体何を注文すればいいんだ?
そんな僕らの背後に店のオーナーがやって来た。

「お腹は、空いてます?」
実は腹ペコだった。
はい、それなりに...
「じゃ、適当にお出ししますから。キライな物はありますか?」
いえ、特にありません。
これで注文は終了。

初めての店じゃない。
味も確かだ。
でも、こんなシステムとは知らなかった。
宴会じゃ注文しなくても次々に出て来るからメニューも見なかったし、
ドリンクはセルフサービスで飲み放題だったし..。
そういえばその飲み放題の種類の多さに驚いたっけ。

いい店なのか、コワイ所なのか。
ドキドキしながら待ってると僕らの前には次々と料理が運ばれてきた。

ひとつも外れのない美味しさに感動する。
何が出てくるかはお楽しみのお任せコース。
食べるペースに合わせるかのように、タイミングよく、適量のお皿が並ぶ。
箸が止まらない。(大丈夫か?)

少し余裕が出てきて店を見渡すと、常連ぽいお客さんがカウンターに並び、
奥の方では宴会が盛り上がっている。
ごくごく普通の光景。
でも、メニューは、ない。

席が空いているか電話した時も、何も聞かれなかった。
一見さんお断りっていう感じでもないけど、気軽に入れる雰囲気も全く無く、
むしろ敷居が高くて、今まで前を素通りしていたお店だ。
やはり、場違いだったか。

お腹も満たされ、ほろ酔いの僕らに主人は言った。
「カレーがあるけど食べます?ちょっと辛いけど」
連れは頼み、僕は遠慮した。もう食べられない。
まるでわんこそば状態だ。もういいと言わなければ永遠に出てきそうだった。

次々と扉が開いてお客が入ってくる。
カウンター奥の棚にはキープのボトルがたくさん並んでいる。
みんなこの美味い料理を目当てに来るのは間違いなかった。
常連になればきっと楽しいに違いない。

さて、最後の難関、お勘定だ。
オーナーの口からお値段が告げられた。
明細もない。料理の名前もわからない。
でも腹は満たされ、お酒だってそれなりに飲んだ。

決して高くはない。
むしろ安い感じさえする。
だけど、その基準はよくわからない。
人を見て決めるのか、出した量で決めるのか、
全くわからないが、とにかく、不思議なお任せディナーだった。

よけいなお世話だけど売り上げ管理や税金はどうなってるんだ?


※早く常連になりた~い。

# by ten2547 | 2011-07-18 08:51 | 嗜好

安非他命

悲劇か喜劇か、
そのどちらかでしかないのだろうか。

こんなにも平凡で、ありふれた日常に生きていると、
そういう世界を渇望するのかもしれない。

何にもない。
何でもない。

ごく、普通...

それが一番幸せ、かな。


※ ♪僕の背中には羽根があ~る~♪

# by ten2547 | 2011-07-10 09:45 | 映画

梅雨明けて原発停止で孤独に浸る

なんてね。
家族がバラバラになっちゃったじゃないか!

僕ら2回目の記念日を祝った。
前夜、イタリアンのお店を予約して、飲み放題付きのコースにした。

当日はお互い休みを取った。
と言ってもこれといってすることもなく、何となく成り行きで、キッチンの大掃除をした。
せっかくの記念日なのに何か変だね、とか笑い合ったけど、こんな感じが案外いいのかもしれない。
夕方いっしょに買い物に出かけて、家に戻ってシャンパンで乾杯。

今年の夏も暑いだろう。
そしてちょっぴり寂しい、すれ違いの3ヶ月だ。

今夜もキミは遅くなる。
明日も朝は早いだろう。

お互い、久々の孤独を満喫する。
それもまた、いいかもね。


※これからもよろしくね。

# by ten2547 | 2011-07-09 19:43 | 赤室