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คิดถึงเธอ

悲しみの雨が降る。

絞り出すように語った人の言葉は、僕らの胸を打ち、
その場から逃げ出したくなるほど、心を揺さぶった。

どれだけ惜しもうと、どれだけ悔やもうと、二度と取り返しのつかないものがある。
当たり前のように思っていたことが、突然消えてなくなってしまうことを、
どの引き出しにしまい込んでおけばいいのだろう。
晴れた日に傘をさせと言われても、素直に従う人などいないように、
その日に備えておくことなど誰にもできはしないのだ。

それでもそれはやって来る。
それでもその日は必ず来る。

全ての人の頭上に。
全ての人の足元に。

悲しみの雨が降る。
僕らが流した涙の数だけ雨となり、その音はすすり泣きにも似て物悲しい。

僕らに与えられたものは、とてもとても大切なものだから、大事にしたい。
しなければならない。

そう教えてくれましたね。
貴女が果たせなかったことを、彼らが受け継いでくれるはず。


※マタ イツカ アイマショウ
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by ten2547 | 2008-05-31 19:06 | 白書

swan song

その日のことを語ることになろうとは思ってもみなかった。さっきまで、昨日まで、いつもと変わらず過ごしていたあの人が、今はもういない。深い悲しみに何をする気力もないというのに、どうでもいいような事務手続きが山のようにあって、自分がそれを決めなくてはいけない主体者だということがどうしても飲み込めなくて、ねえ、誰か全部お任せしますのでやっておいてくださいませんかと、お願いしたくなるような、そんなことは決してしてはいけないような、とにかく、頭が真っ白な状態で、人生で一番大切な、そして最も悲しいお別れについて、今、この場で決定しなくてはならないなんて、そんな残酷で寂しい時間が訪れようとは夢にも思っていなかった。
夢にも...
これが夢であって欲しい。現実に起こったことだとは到底納得できないのに、全てのことが淡々と進んでいくのはナゼなんだろう?お願いだから少し時間を下さい。明日だって構わないじゃない。あの娘はまだここにいる。私と、私たちと共に存在している。そうだ、これはきっと何かの間違いで世の中の人々が全て共謀して私たちを騙そうとしているんだ。巨大な詐欺集団が私たちを落とし込もうと企んでいるんだ。そんなバカバカしいことさえココロの支えになるのなら本気でそう思いこんだっていい。こんな辛い思いをするよりはまだいい。
全く考えがまとまらない。
あの娘はその瞬間、何を思っただろう。私たちのことを想っただろうか。あの日、あの夜、あの娘からの電話は救いを求めるメッセージだったに違いない。いつも通りだったけど、何かが違っていた。その微妙な変化をどうして感じ取ることができなかったんだろう。あの時的確なアドバイスさえできていればこんなことにはならなかったかもしれない。限りなく続く自責の念に、悔やんでも悔やみきれないやるせなさに押しつぶされそうになる。ごめんね。ごめんね。助けてあげられなくて、貴女をひとりきりにさせてしまってごめんね。いつまでもいつまでも謝り続けていた。
そして涙が止まらない。
見えざる力に問いかけてみる。ナゼですか?と。カミサマでもなくホトケサマでもない。運命という人生のプログラムを作成しているその力を持つ何者かに聞いてみたい。なぜ、あの娘だったのですか?そしてナゼ今なのですか?これは罰ですか?これは試練ですか?これは避けられないことだったのですか?なぜ、どうして私たちにこの状況を与えることになったのですか?罪を犯したことへの報いでしょうか?それはどんな罪だったのでしょうか?人を愛したことでしょうか?愛さなかったことでしょうか?愛しすぎたためですか?人の持つ業や欲やどうしようもない弱さや心に芽生えた邪悪さへの警告でしょうか?お願いです。教えて下さい。
あの娘はもう帰らないのですか?
永遠に?
別れの儀式は粛々と進んで行く。でも何かが違う。こんな形式的なものがどうして必要なのだろう。こんな見知らぬ土地で、人工的な建物の中で、時間通りに進んでいくものが、一番大切な人とのお別れだなんて、一体誰がこのような仕組みを作り上げたのだろう。もっと優しく、もっと自由で、もっと愛情あふれる時間にしたかった。人生がスケジュール通りに行かなかったのに、この儀式は時間がくれば終わりになって、あとは時間通りに運ばれて、時間通りに次へと進む。許しがたい。認めたくない。まるで一つの作業が滞りなく行われるのを見ているようだ。みんな泣いている。あの娘を想って集まってくれている。でもあなた方は生きている。明日になればまた普通の生活が始まる。でもあの娘には明日はない。私たちの大切な人はもう私たちに語りかけることも、笑顔見せることもない。あなた方は何も変わらず、これからも語り、笑い、人生を歩んでいき、その命を繋いでいく。不公平だ。そんな思いも芽生えはするが、どうかあなた方は精一杯自分の人生を生きて下さいと願う気持ちも相まって、複雑で混沌とした頭の中で、まとまらない思いの中で、最愛の人の笑顔だけが私を励ましてくれていた。

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あまりにも悲しいお別れの場に遭遇し、自分自身さえ見失いそうになるのを、今日だけは許してもらおうと思った。誰かのためにこんなにも泣いたことはかつてないかも知れない。体中の水分が全部涙となって出て行った。カラカラになったはずなのに、それでも涙、止まらない。
みんな泣いていた。声を上げて泣いていた。時間の経過だけが平然と僕らを見下ろしていた。

突然の悲しみに触れて、人生が一変した日に、自分のこと、自分の家族のこと、友人のこと、これからのこと、自分を取り巻く全てのことを想った。

生きていることに感謝する。


※せめて今日だけは...
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by ten2547 | 2008-05-31 07:05 | 白書

YU's smile

キミがいるだけでこんなにも楽しい。
キミの笑顔を見るだけでこんなにも幸せな気分になれる。

YUくん、キミは最高だ!


※抱きしめたい。
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by ten2547 | 2008-05-29 22:29 | 色恋

神の器

過酷な運命に遭遇する。
如何なる理由で神は彼らにその試練を与えたのかは定かではない。
ただ、あまりにも残酷な仕打ちに、ナゼの二文字が頭から離れない。

初めから決まっていたことかもしれない。
逆らうことはできなかったかもしれない。

だけど、自分にも何かできたんじゃないか。
何か発信していた信号を見落としていたんじゃないか。
そう自分を責めてみても、この現実は変わらない。
でも、責めずにはいられない。

冷たい雨が見送っていた。
悲しみの雨の中ひとり寂しく去っていった。
その御霊に頭を垂れるのみ...


※そして更に辛い明日がやってくる。
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by ten2547 | 2008-05-29 02:23 | 白書

気持ちを歌に乗せて

とてもいい映画だった。
「once」(邦題:onceダブリンの街角で)

アメリカでは初めは2館くらいでしか上映していなかったらしいけど、口コミで大ヒットに繋がった、とか、音楽が素晴らしいとか、低予算で作成されたこの作品にはいろんなおまけがついている。

ストリートミュージシャンの男とチェコからの移民である女
名前もわからないし、何も起こらないんだけど、しっかり恋をして、気持ちを音楽と歌に乗せて伝え合って、その歌が周囲の人々も動かしていく。

ホントにいい作品だった。


※恋をしよう。
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by ten2547 | 2008-05-25 20:40 | 映画

「過ち」が隣にいる。

何もなかったように、僕らはいつも通りに振舞った。
まるで不倫をしている男女が会社では平然としているかのように、でもどこか以前とは違うぎこちなさで、互いの目を見ることもなく、会話に割り込むこともなく、どこかよそよそしい態度は、「いつも通り」にはほど遠かったな。

緊張をほぐそうとしてついピッチが早くなる。
酔ってしまえば忘れられる。酔わなければ余計なことを言ってしまいそうになる。
僕ら、愛し合ったよね。
たった一晩限りだけど、僕ら、少なくとも僕は、キミを好きになったんだよ。
なんて言えるはずもなく、隣に座ったキミに話しかけるきっかけを手探りしていた。

ホントは聞いてみたいけど、返ってくる答えは察しがつくからな。
ホントは僕だってそんな感情はないのに、無理にそう思い込もうとしているだけかもしれないしな。
自分を正当化するために。
自分が傷つかないように。
ふたまわりも年下のキミを弄ぶ、んじゃなく、してやられたなんて思いたくないために。
そうか、ただ自分を優位に置きたいだけなんだ。

お決まりの結果だけど、意識も記憶もなくなって、僕は路上にいた。
どれくらいの時間そこにいたかわからない。
目が覚めると、朝だった。
雨も降っている。

そこからの一歩は、次のステップへと続く。
時間の止まったこの街で、僕も埋もれてしまわないように...


※隣にはシアワセが待っている。
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by ten2547 | 2008-05-25 13:16 | 色恋

スズキくんの手②

彼は野心あふれる青年だ。

前へ前へ出ようとする。
上へ上へ上ろうとする。

そういう彼を見ているのが楽しい。

かわいらしい唇が動く、表情の乏しい瞳が僕を見つめる、そしてしなやかで美しい指が空を舞う。

今度、酒宴があるはずだ。
彼と同席できることを楽しみにしている。


※先輩さえ押しのけて進もうとするキミが頼もしく、微笑ましい。
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by ten2547 | 2008-05-24 09:48 | 生業

お年頃?

最近、気のせいかもしれないけど、女の人によく誘われる。

いつもなら、みんなでご飯を食べに行っていたのに、二人きりで行こうと言う。
それって、やっぱりなぁ....
みんなと一緒に行こうよって言うと、他に用事ができたから今回はやめとく、だって。

僕と二人で行くってことはさ、デートってことだよな。
お互い独身で、いい年で、いつもならバカ言って盛り上がるところ、向かい合って、ご飯食べる...
それって、やっぱりなぁ....

彼女も焦っているのだろうか?
いつもは高邁な理想をかかげているのに、ついにこんな僕なんかで手を打とうということになったのか?


僕とは結婚できない、などと面と向かって公言するのもいる。
け、ケッコン?
どうして?と尋ねると、僕が甘いものが苦手だからだそうだ。
だから一緒には暮らせない、だって。
そうかな、そんなことないんじゃない?
て、僕の方もまんざらでもなかったりして。(ホントかよ!?)

僕の人生において、女の人を愛して結婚して家庭を持つというのは120%有り得ないことで、せいぜい「飯友」ぐらいがいいところなのに、その飯が結構彼女達にはうれしいようで、30過ぎた、ある意味崖っぷちの女たちには、便利な飯友をそのまま伴侶になんて図式も自然と生じるということなんだろうか。
彼女達は魅力的で、一緒にいてとても楽しい。
カミングアウトして「真の友達」になれたらどんなにいいだろう、なんて衝動に駆られることもある。
するどい嗅覚で気付いているかもしれない。
時々冗談ではあるが、僕は完全なゲイ扱いで、見事に当たっていたりするから恐ろしい。
彼女達といれば若い男子なんかも同席するし、僕にとっても貴重な仲間なんだけど、その先の個人的な付き合いは.....。でも普通の男女だったらとっくにゴールインしてるだろうな。

さて、いい年した大人の男女がいつまで「仲良しクラブ」のままでいられるだろうか。
ひとり抜け、結婚し、次々と次のステージへと進んでいくのをきっと複雑な思いで見ているんだろうな。

僕は、ずっとこのままだけど....
あまりに不自然だ。


※そのうち本当の孤独がやってくる。
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by ten2547 | 2008-05-24 09:33 | 雑感

好きでもない人とSEXする、ということについて

オトコの性衝動はそんなもんだよ。
一旦火がついたらもう止めることなんてできないんだ。

そうだろう、と思う。
そうかな?とも思う。

いいんだ、それはそれで。
別にそのこと自体どうということはないんだ。

問題は気持ちだ。

好きでもない人となぜセックスできるのか、ということ。
セックスしたからといって好きというわけではない、ということ。
ましてや、一度や二度関係も持ったからって、恋人気取りはないんじゃない?っていう冷ややかな視線には、どんな顔して応えればいいのかわからない、ということ。

少なくとも、その行為に至るということは、少なからず好意を持っていると考えることは間違っているのだろうか。
それをうまく伝えられなかったとしても、それじゃ、なぜその相手に自分を選んだかということを知りたくなるのは自然なことではないんだろうか?
やって、出して、はいそれで終わり。バイバイ。は普通なのか?
何の感情も抱かず、全く尾も引かず、なかったことにしてしまうことが当たり前なのか?

そんなことぐちゃぐちゃ言うのはメンドクセー奴、なのか?
そうだろうな。そうだろうと思う。
言葉で了解を求めなくとも、暗黙のうちに認め合ったはずじゃない、それがこの世界のルールでしょ?そんなセリフがキミの口から飛び出す前に、僕は記憶のかけらさえ残さず消し去ってしまうべきなんだろうな。

今すぐ。

そうだ。あれはセックスなどではなかったのだ。
あれは、握手と一緒。
挨拶代わりにハグするようなもので、深い意味などなかったんだ。

人生に意味などないように、
刹那の快楽など取るに足らない排泄行為のようなものなんだ。
キミが僕に与えたものは、排泄物だったんだ。

それをありがたくいただく自分はどうかしている。
どうかしていたのは、たぶん、ココロのどこかに抱いていた、あり得ないゆらめきのせい。
それこそどうかしている。

忘れなさい。



※いつまでもフラッシュバックするのはなぜだろう...
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by ten2547 | 2008-05-21 22:36 | 色恋

harukakanata⑧

僕らの「旅」は終わった。

疲れているけど心地いい。
大変だったけど充実してた。

だから○を◎にしようと思う。
僕は明日×をくらうかもしれないけどね。
みんなはそれでいいんだよ。

飛行機の中、みんなの寝顔をみてるとシアワセな気分になった。
ホントにかわいい顔して眠ってた。
変だけど、いや確実にオカシイけど、しばらく見つめてしまったよ。

僕は「生徒を引率する先生」よろしく、でも一番先頭じゃなく、一番うしろからみんなを見守ってた。
何でも、何をするにも最後、全てを見届けてから、動いた。
そうすることで何の役にも立たない僕が、少しでもみんなの力になれるような気がしたから。

明日からは日常に戻る。
今日一日は、あと少しだけど、この余韻に浸っていたい。

感動をありがとう。


※「冷やし素麺」がめっちゃ旨かった!!
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by ten2547 | 2008-05-19 23:42 | 生業