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壊死

流れない水道
 きれた蛍光灯
  たまった新聞
   散らかった部屋
    汚れたキッチン

鳴らない電話
 届かない手紙
  伝わらない想い
   自由がきかない身体
   
 そんな日に限って誘いのメールが届く。
 無邪気な明るさが煩わしい。
 健康な人々が恨めしい。
 自分は歩くこともままならない。
 
 それなのに食欲だけは衰えを知らない。
 全ての欲望がなくなっても、胃袋だけは僕に要求する。
 腹が減ったと。

 この部屋で餓死しよう。
 この部屋で縊死しよう。
 この部屋で溺死しよう。
 この部屋で凍死しよう。
 この部屋で遭難しよう。
 眠ったまま二度と起きない人形になろう。

 身体の一部分が死んでいく。
 身体の要が壊れていく。
 頭は目覚めていても、身体は機能しない。
 残酷な仕打ちに、もう耐えられない。
 
 僕に訪れる「ドッカン」は、僕にさえ制御不能な、自分自身だった。

 
 ※悪いのは全部僕ですから。


  
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by ten2547 | 2007-03-31 09:26 | 白書

花舞

散る花の行方問いつつ眺むれば離れし君の影に重なる

※風強し
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by ten2547 | 2007-03-30 13:09 | 日常

明日はまだ大丈夫かもね。

わかっちゃいるけどやめられない。

気楽な稼業ときたもんだ。
確かにね。そう言われればそうかもしれない。

前にね、会社辞めた女性に聞いたんだ。その後どう?って。
毎月毎月25日にきちんとお給料が振り込まれるのって凄い事だと思う。
会社辞めると当たり前なんだけど、それがなくなるの。
もう、不安で....

そんなもんかな~
だんだん麻痺してきてしまってるのかもしれない。
今じゃ、別に確かめもしないもんね。
通帳記帳したら残高ゼロになってるなんて夢にも思わないけど、
実際に手にすることのない現実感の無さが、それを助長する。
現金で払うこともだんだん減ってるしね。
カード一枚で済んじゃう。
携帯でもお支払い。

架空のお金がそこにあると信じて、いとも簡単にモノが手に入る。
確かめたわけじゃないのにね。

それより深刻なのは、欲しいモノがないことだ。
僕を満たしてくれるモノがここにはない。
やっと見つけたと思ったら、何かが欠けている。
色が違う。装備が足りない。形が気に入らない。値段が折り合わない。
全てを満足してくれるモノは待ってても現れそうにないな。

そうこうしているうちに僕は年をとり、
そうこうしているうちに足腰立たなくなって、
そうこうしているうちにアソコも役に立たなくなって、
満たされないまま死んじゃうんだ、な。

そういうことなら、手を打ちましょう。
妥協の産物でも、80%の満足でも、
何もないよりはマシだって考えられるなら、
明日は今日よりは大丈夫だな。


※朝、ちゃんと自分の足で立てたら、の話だけど。
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by ten2547 | 2007-03-28 22:58 | 白書

ソース焼きそば

カレーと並んで、時々無性に食べたくなるものがこれ。
ソースたっぷりかけて、
トウガラシぶっかけて、
マヨネーズも忘れずに、
かつをぶしに青海苔ふって、
またソースかけたりして。

博多ではもつ鍋の最後にちゃんぽん麺を入れるんだけど、
あの麺、売ってないんだよね、こっちには。
焼きそば用の「細くて油まみれ」のしかない。
あの太くてもっちりしたちゃんぽん麺使った焼きそばも、なかなかイケる。

今週はそんなわけで焼きそば系が続く。
ソースが醤油に。
そばがうどんに。
少しずつ形と味を変えながら、
大量の野菜も消費される。

明日はお弁当つくろうっと。


※とんかつソースにトマトケチャップ混ぜる?
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by ten2547 | 2007-03-27 21:11 | 嗜好

パンツ会議

出席します。


※お気に入りのパンツ穿いて来て下さいね。
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by ten2547 | 2007-03-27 00:04 | 戯言

今日はコート要らなかった、な。

自分など不要な存在-

ああ、そうだ。今日ね、ストレッチャーに乗せられたご老人がいびきかいてたよ。
寝ているのか、もうその日が近いのか、本人は知ってか知らずか。

みんな大きな声で話すんだよね。
なぜってさ、耳・が・遠・い・か・ら・さ!!!
そうやって人間の機能を一つ一つ失っていくんだ。それでも、生きてる。
死ぬまでは、生きてるんだよ。
ぐちゃぐちゃでも、ドロドロでも、それでも人は生きていくんだよね。

僕は、もう何回同じことを繰り返しているかわからないけど、またこうやって、廃人してる。
邪魔だから消えてって言われる方がマシでシアワセ。
誰も見て見ぬフリじゃない。
楽だモンね。その方が。関係ないモンね。どんなに表現したって伝わりはしない。
絶対に共有できない。共感もできない。
下手に同情されるよりよっぽどいい。
邪険に扱われる方がね。

だって、ホントなんだ。
この役立たずは、ただそこにいるだけで、何も生み出さない。
それが自分だっていう事を身体全体で訴えていた。
早く廃棄されることを望んで。

惨めだった。
世界がフルスピードで後ろへ走り去っていく。
僕には何一つ残らない。
そこに、カミサマがいるならば、超ドS、に違いない。
一つ一つ僕から奪い去っていく。人としての機能ではなく、僕が見つけたささやかな喜びや楽しみ、人生で唯一の快楽さえ、容赦なく取り上げてしまう。誰にも迷惑かけず、ひっそりと社会の片隅で生きているこんなちっぽけな存在にさえ、そうはいかないとばかりに針を刺す。胸に釘を打つ。手をもいで、足を引きちぎり、これでもかと責めてくる「アナタ」は、カミサマですよね?

ありがとうございます。
崖っぷちに追いやられたネズミは、空も飛べるでしょうか。
きっと僕にもそんなチカラが備わっていると信じて、ひとおもいにヤッテシマオウカナ...

自分ではなかなか実行できないことを、カミサマ、代わりにお願いしますよ。
もう、いいですから。
もう、十分ですから。

疲れました。


※あのキモチの悪い花が爆発する時、また発狂するんだ。
  僕の一番嫌いな季節がまた一つ奪い去っていく。
ネジ一つで全てがうまく機能しない精密機械は、こうしてただの鉄屑と化す。
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by ten2547 | 2007-03-26 17:55 | 白書

ゆれて、揺れて、大地もユレル

僕の家の地震計は天井から吊り下げた“風鈴”だ。
風もないのに涼やかな音がすれば.....
どこかで誰かの悲鳴が聞こえる。
ユラユラと、ユサユサと、ユレル。

ついに、来たか!!
本震、来るか!っと身構える。
ドッカンだ。待ちに待った終末だ。

数十秒後、景色は何も変わらない。
吊らされた観葉植物だけが、まだ揺れている。
そういうことね。

本震は僕の腰にやってきた。
馴染みの激痛が、震度7の激しさで襲いかかる。
昨日、散髪に行って、洗髪台から身体を起こしたときの微かな予兆は、
能登半島の地鳴りと同じで、来るべき震災の予告だったのだ。
倒れこむ。
動けない。
明日は会社休もう。
その前に飢え死にするかもしれない。
だって、救急車来たって、玄関の鍵開けられないんだから。
そこまで這ってもたどり着けないんだから。
自宅内遭難が僕にとって一番恐るべきことだって、
警備会社の人もわかって欲しいな。
いくら最新のシステム完備ってったって、
どうやってこの部屋まで入ってくるというんだろう?
破壊して?鍵をぶっ壊して?
逞しいレスキュー隊が救助してくれる?
その後は近所の笑いものだな。

そんな身体をおして観た映画「ゆれる」は素晴らしかった。
片時も目が離せない、ヒトノココロノオクフカク二ヒソムモウヒトリノジブン。
カメラも揺れていた。
僕の心は四六時中ユラユラと焦点が定まらない。
大地も揺れた。
僕の中にいるもう一人の自分は、俺だったり、オレ様だったり、
ぱっくり割れた地面から噴出す真っ赤なマグマのように、
流れ出したら止まらない。

我に返ったときは手が真っ赤に染まっている。
それは人生がドッカンと音を立ててひっくり返る時だ。
そんな思いもかけない転機をひっそりと待っている。
そんな時に限って、思いは別の形で通じてしまう。
そんな時に限って、命乞いなんかしてしまう。

ダメな自分しか、見えない。


※香川照之さんが素晴らしかったけど、キム兄って存在感ばっちりやね。
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by ten2547 | 2007-03-25 14:29 | 映画

寒気暖気

嵐の夜-
キミからの電話が鳴った。
2週間ぶりの連絡を受け取るかどうか迷ったけれど、
受話器を耳にあてた。

今日は疲れてるから、と誘いを断った。
雨が降ってるから、とつれない返事をした。
ウソじゃなかった。
疲れてたし、雨も降ってた。激しく降っていた。

どうしてメールくれないの?
キミは言った。
(キミこそ2週間も音信不通だったじゃないか)
え?メール?くれた?(2週間前だろ!)
そっか、雨も降ってるしね。また今度にしよう。
うん、また今度ね。

雨も風もますます激しくなっていく。
ホントは.....会いたかった。
でも自分からは誘わない。
自分からは連絡しない。
キミが会いたければ、僕も行く。

キミなしでは生きていけなくなるのが辛いから、
僕からは会いたいとは言わない。
でも、その夜わかった。
もう、キミなしでは生きていけなくなっていることに。

僕はなぜ疲れているんだ?
僕はなぜキミからの誘いを断っているんだ?
僕はなぜ、こんなところに独りでいるんだ?

夜の街をさまよった。
あてもなく歩いた。
死にたいほど寂しく、ホントのホントに身体の調子が悪い。
何もかもが一度に壊れていくようだ。

低気圧が通過すれば、暖かくなる?寒くなる?
僕の気圧は下降気味だ。
圧力が変な具合に加わって、腰から崩れ落ちた。

キミに、会いたい。
会いたい。


※ついででもいい。酔っててもいい。理由なんか何でもいいからさ。
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by ten2547 | 2007-03-25 08:48 | 色恋

はっぴばすで

おめでとう。
何もないけれど、ここからお祝いの言葉を贈ります。

おめでとう。
何もできないけれど、ここからあなたの幸せを祈ります。

おめでとう。
何もいらないだろうけど、ここからあなたの人生を応援します。

だから、
もう少し、そのままでいて下さい。

いつか、
お別れの時が来ることを、今日だけは忘れて下さい。

僕も、
今日だけは、一日中あなたのことを想い続けます。

そうだ、忘れてた。
おたんじょうびおめでとう。
そして、ありがとう。

※会いに行けばいいのにね。ごめんなさい。
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by ten2547 | 2007-03-24 09:09 | 日常

タミさんは....

熱にうなされたキミは何を見たのか。

そこへ行けば楽になると思った。
何かが自分にまとわりついて、気持ち悪くて、怖くて、だから、走った。
暗闇の中を、
何が何だかわからないまま、
ワケのわからないことを叫びながら、
頭の中の虫を追い払おうとして、

ジャンプした。

夢、だったのかもしれない。
足が砕け、内臓が破裂し、脳髄が飛び散ったとしても、
自分には関係ないことのように思えた。
全ては、
熱のせい?
薬のせい?

下さい。その魔法のカプセルを。
なんてステキなんでしょう。
そんな風に自分を失えるなら、僕はいくらだって飲み干そうと思う。
自分の恐怖心や、この世への未練や、愛する人の顔さえ、忘れられるなら、
全てと交換しても手に入れたいと願う。

不謹慎なんて承知の上で、
トイレの個室でベルトを首にかけて試してみたりするよりよっぽどいい。
そんな中途半端じゃとても望みは叶わないよ。
わかってるさ。
そんなこと。
言われなくても。
自分が一番知っている。
自分にはできないってこと。


※.....野菊のようだ。
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by ten2547 | 2007-03-22 23:52 | 白書