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He was a friend of mine

全ては幻だったのかもしれない。

青い空に白い雲、緑深き山々と静かな湖面、風の音、雨の雫、雪の冷たさ、その全てが彼が勝手に思い描いていた幻想だったのかもしれない。
彼らは、その大自然の中でだけ、二人だけの世界に居られた。

でもそれは二人だけにしかわからない、秘密の世界でもあったから、まるで3分経ったら死んでしまうかのように、午前零時を越えたら魔法が解けてしまうように、焚き火の炎とともに消えてしまう儚さだけが確かに存在する以外は、何も確実なものはなかった。

互いの気持ちさえ、どこにあるのかはつかみ切れなかったのだから。

それ以上に、神に誓った結婚という「普通の行為」は、空虚なお芝居だった。

だからって、どうすればいいんだ?

彼の叫びは、あまりにも美しい自然とは対照的に、まるでかみ合わない人工物にように、画面の前を流れていく。
それがあまりにも悲しかった。
後ろの景色が、それこそウソのような世界だった。

彼らには楽園はなかった。

そして僕らにもパラダイスは存在しない。

胸をかきむしる苦しさだけが、癒しきれない切なさだけが、ただそれだけが青いシャツに宿っている。

全て、幻。

全て、過去。

※でも、熱い想いだけはホンモノだったと信じたい。
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by ten2547 | 2006-09-29 23:34 | 映画

黄金の土地

はい、今日無事オープンしました。
バンコク新国際空港
スワンナプーム
いくつかの「世界一」を持つ、政変で揺れる「かの国」の未来を占う大空港
長年の悲願

年末年始にお会いしましょう!

※さよなら、ドンムアン
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by ten2547 | 2006-09-28 23:07 | 旅行

tainakasachi

最高の片思い

※最近耳について離れない...
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by ten2547 | 2006-09-27 23:33 | 音楽

君こそ

何を見つめていたんだ?

※青い三角定規って..
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by ten2547 | 2006-09-27 06:27 | 日常

ウクレレ

ハワイと言えばフラダンス、かどうか知らないけれど、巷ではお腰ふりふりのあの踊りが流行っているらしい。(一部マスコミ情報によるので確かかどうかは???)
ついでに映画(フラガールもできたりして、その音楽をジェイク・シマブクロJake)が書いている。
日本でのコンサートも好評だそうだ。

ウクレレとい言えばマキ・シンジ、かどうか知らないけれど、あの楽器にあれほどの表現力があるとは、何でも極めればスゴイことになるものであります。ジェイクのたゆまぬ努力によって、小さな弦楽器は大勢の人を感動させることとなった。

前からちょくちょくテレビにも出演していたけれど、明るくて親しみのあるキャラがちょっと気になっていた。

なかなか、いい感じだ。

※あ~あああオドロイタ!!
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by ten2547 | 2006-09-25 00:09 | 音楽

若パパ

休日の川沿いの遊歩道、都心の交差点、地下街、電車の中...
楽しそうな家族連れが行く。
かわいい双子の男の子が服も靴も全部おそろいで、さらさらの髪と透き通るような肌で歩いている。
その傍らの両親、当然ながらパパを見てしまう。
ステキなパパでよかったね。

昨日、ひょんなことで僕が独身であることがわかり、今まで、別に騙していたわけではないけれど、勝手に既婚者と思い込んでいた「主婦」に取り囲まれる羽目になった。
いい人がいるから紹介する、と迫られタジタジとなる。

僕も、普通だったら、あのパパみたいに自分の子供の手を引いて休日の繁華街や公園を歩いていたのだろうか?想像もできないけれど、親に孫の顔も見せられず、少子化に拍車をかける自分がそういった「社会問題」に取り組んでいるのも何だか後ろめたいのもあいまって、極力そういう話題は避けてきた。一人暮らしゆえに一般的な日常生活のことに関しては多少は詳しくもなる。だからいかにも「2人の子持ち」みたいに思われたのかもしれない。

仕事で話をしていると、聞きもしないのに向こうから自分は独身ですから、と告げられる。私もそうですよ、と言いそびれて何だかその後も言い出せない。
なぜ自分からそんなことをわざわざ報告するんだろうか。
別に彼が結婚していようが、子供がいようがいまいが、どんな性的嗜好があろうが、仕事には関係ないのにな。むしろ僕も自分のことを話さないといけなくなるのが面倒だ。

主婦たちの攻撃はますます激しさを増していく。知り合いにちょうどいいのがいるだとか、お見合いをするべきだとか、皆に声かけておくとか、日常の退屈をまぎらわすかのように、今まで遠慮していた分、自分達のエリアに僕を引き込もうとする。

でも、僕の将来は決まっている。
多少は普通でありたいという願望はあっても、それについて努力しようという気にはなれない。
僕の未来は全て見えている。

全国の若パパにエールを!

※っても僕はもう若くはないけど...
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by ten2547 | 2006-09-24 10:32 | 戯言

右足に残る36℃+α

電車にて
隣に若いリ-マンが座る。
不自然に大きく広げた両足。
やがて僕の右足の外側が温かくなる。
僕は、足、動かしていない。
次第に触れる面積が増していく。
彼の左足の体温を感じながら僕の鼓動は速くなる。
次の駅が近づくと軽く咳ばらいをして彼が立ち上がる。
誘っているのか?
思い過ごしか?
どっちにしろ僕は途中下車しているヒマはない。
降り際、ドア前に立った彼を視界に捉らえる。
一瞬、目が合った。
ドアが開き、全てが終わった。

※惜しかったな、そう思えないのが僕の悪いところか..
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by ten2547 | 2006-09-23 17:29 | 戯言

そして一人「葬る」日に

ああ、こうやって、最期は一人静かに死んで行くんだな。

エンドタイトルは波音...

僕を、オクル、贈る、送る、葬る...

別に優しくなんかならなくていい。
愛する人に見守られなくてもいい。
誰かに励まされなくたって構わない。
一人ぼっちで、それでも安らかに逝ければいい。

ああ、あんな風に、最期を迎えたいものだ。

Au revoir

※もう、会えないけどね。
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by ten2547 | 2006-09-22 22:59 | 映画

微笑みの国

全く、笑っちゃうよね。
観光キャンペーンのフレーズを頭に持ってくるなんて...

それはこういうことだろうか。
『「微笑みの国」と言われる穏やかで平和な国民が住まう国で世にも恐ろしい軍事クーデターが発生するなんて誰が信じられようか...』
ってその報道姿勢こそ信じられんって!

世界3大○○と一緒じゃないか。
それが事実を歪めていることになぜ気づかないんだろう。
微笑みの国なんて存在しないし、ハンカチ王子もこの世にはいないんだ。
みんなあんたらが勝手に作り出した虚構じゃないか。
単なるイメージで語ってはいけない時もあるはずだ。

彼らの秘めたる熱き想いを知らずして、意味のない乾いた言葉で片付けて欲しくないな。
バンコクしか見ないであの国を語って欲しくないな。
国民の60%は農民なんだ。
タクシンが農民に支持されていたこともまた「事実」なんだろうし、同時に大金持ちであることもまた「事実」で、選挙という西洋の常識では最も民主的な手法で選ばれたのも「事実」で、だけど最も民主的でないとされる軍事クーデターで国を追われているのも「事実」であって、微笑みの国は全く関係ない。確かに笑顔で軍人に花束を渡してはいたけれど...

「事実」は本当のこととは限らない。

※色んな意見があるのが自然でしょ?
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by ten2547 | 2006-09-21 22:41 | 社会

東洋の神秘

あの国らしいなぁ...

朝のニュースで踊るコトバたち
クーデター、首都制圧、戒厳令、憲法停止....
またやったのね。
首相を退陣させるのに軍隊がお出ましになって、最後は国王の裁定という、どこかで見たパターンによる独特の「民主主義」は健在であった。
いつまでも政権の座に居座るタクちゃんもどうかと思うし、これほどの経済国で軍が政治に介入するというのもどうかと思うが、それも西洋のものさしで見るからで、あの国では別に不思議なことではないのかもしれない。そのために軍隊があるんじゃろうが、なんて言ってたりして。国民に支持された無血民主的政権交代的泰的軍蜂起となれば、これは「クーデター」ではないのだろう。
ただどうしても気になるのは国王の存在だ。
現国王は国民の絶大なる支持があり、敬愛され、そのお言葉の一つ一つが大きな影響力を発揮してそれがあの国にとっていい方に作用しているけれど、もしその存在の方向が違ってしまえばやはり国の基盤をも揺るがす、本当のクーデターへと繋がってしまうのではないかと懸念される。外国人の杞憂であればいいけれど、あれほどの強大な存在は他国に例を見ないし、政治の采配の最終手段として頼ることは、結局あの国にとって必ずしも良いとは言えないのではないか。首相を退陣させる方法がそれしかないわけではないだろうし、国民の支持だって現在の体制の中では是とするにしても、宗教や思想や異なる政治体制を望む指導者が現れれば、あっという間にひっくり返る危険性が全くないとは言えないと思う。
列強の狭間で器用に生き残ってきた国だから、案外したたかでそんなバカなことにはならないと信じてはいるけれどね。
陸軍の司令官がイスラム教徒だとか、また関係ないものさしで推し量ろうとする動きもあったし、クーデター=政権転覆というお決まりの構図でしか見られない他国の「教育された」人々には知る由もないあの国独自の論理と正義と「民主主義」があることをまず認めるところから始まるのだと思う。
一刻も早く政権が安定し、正常な経済活動が復活することを望む。
長引けば国民の支持は失われ、泥沼の混迷が待っているだけだから。
今日の軍の会見を聞けば、それも杞憂だとは思うけれど...

※偉大なる国王のお言葉を静かに待つとするか...
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by ten2547 | 2006-09-20 22:13 | 社会