カテゴリ:旅行( 198 )

เพื่อน

MBKにあるDVDショップには、ゲイの作品ばかりを置いてある棚がある。
それも隅っこの方にあるのではなく、入った正面に堂々と、ホント堂々と置いてある。

直視したいけど何となく恥ずかしくて通りざまにチラ見したりしていたが、ええいどうにでもなれとパタパタとパッケージを見ていると、あの「Bangkok Love Story」を見つけた。
DVDではなく、VCD、しかも吹き替え、字幕なしのタイ語版だ。
値段も安いし、ま、いいかと勢いで購入した。

残念ながらタイ語は解せないのでストーリーはわからない。でも映像はなかなかきれいだ。
晴れた空は一度も出てこない、曇天や早朝、夕刻~夜、どんよりしたくすんだ色彩の中に赤や青、黄色といった光が溢れる。煌びやかなものは何ひとつ出てこない。見慣れた都市の風景、でも荒れ果てた裏通りや建設途中のような廃墟、水溜り、その向こうにそびえる高層ビル、スカイトレイン...全編バンコクロケなんだろうな。

なぜこの男二人が愛情で繋がるのか詳細はわからないし、物語の展開は不明だし、これでもかの不幸のてんこ盛りにゲップが出そうになりながら、でも美しい音楽と映像、そして見ようによっては「イケメン」の二人の激しい愛情と、どう見てもミスマッチな組み合わせが面白い?


※男同士の激しいキスはやっぱり野外で雨の降る中がお似合いか...(定番)
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by ten2547 | 2008-08-18 22:27 | 旅行

丘島のキセキ

もう自分には何もいいことなんてない、そう思っているところに不意にそれはやってくる。

この季節は天候が悪く、波も荒いですよ。
ヘタすると毎日雨なんてことにもなりかねません。
南国特有のスコールというより、シトシト一日中降っているという感じです。
避けたほうがいいと思いますよ。

そう言われてしばらく訪れることのなかった島へ、あの未曾有の大災害から間もなく満4年になる姿を確かめに久々に行ってみた。
繰り返し悲惨な映像が全世界に流れたため、有名なリゾート地ゆえに実際以上に風評被害に悩まされた島は意外に早い復興を遂げたと聞いていたし、そんなことが起こったとはとても思えないくらい平和で落ち着いていた。
ように見えたけれど、一歩裏通りに入れば、恐らくその後遺症と思われるような荒れ果てた地帯が残っていて、思わず巨大津波のパワーを想像していた。

災害後は全て撤去されたと聞いていたビーチパラソルやデッキチェアもそう数は多くないにしろ置かれていたし、ビーチ沿いのコテージや海の家は真新しい感じがした。僕がかつて宿泊した施設は影も形もなかったけれど...。

確かに風が強くて波は荒いけれど、別にマリンスポーツを楽しむわけでもないので大きな影響はなく、幸い雨も降らずいいお天気が続いた。ホテルの部屋も「グレードアップ」したし、何も言うことはないな、などと、やけに高いレストランの会計も大して気にはしていなかった。

平凡で平和、そして勝手がわからない分だけ行動範囲の広がらない、退屈な休日の始まりだった。本音を言えばちょっと後悔していた。ここへ来たことを。

そんな時に限って「カミサマ」は不思議な状況を与えてくれるものだ。

それは、もう僕にはそんなこと一生ないんだろうなと諦めていたような部類の、だからこそ何の期待もしない種類のもので、仮にあったとしても不自然でぎこちなく、実感を伴わない空虚なお芝居みたいなもの、百歩譲って遠い記憶の彼方にかすかに残る思い出みたいなものだろう。
昔話だよね。
そう、少なくとも未来じゃない。

初めはほんのお酒の席の戯れのようなもので、ありがちで、だからこそ心地良く、無邪気だった。
やがて自分の心の中に感じた揺らめきの原因を確かめたくて、踊ったりもしてみた。
そのうちそれはどうしようもなく僕を支配し、もう他のことは何も考えられないくらいに大きく成長していた。オマエ、いつの間にそんなに大きくなったんだい?
子供は欲しいものがあると引き下がらない。駄々をこねて、居座って、泣きじゃくって、甘えて、拗ねて、媚売って、何とかして手に入れようとする。
鏡に映った自分はまさにおもちゃ売り場でのコドモ状態だった。
でもまだ本当の気持ちは確認できない。確認する手段はただひとつしかない。
最後の一手は博打だった。

もう自分にはそんなことをする情熱もエネルギーもないと思っていたけど、自分ひとりの力ではどうにもならないことでも、友人の温かい一言でサイコロを振った。
半か丁か...

初心者にありがちな最初の成功体験(ファーストラック)によって賭け事にのめり込んで行くのと同様、奇跡に近い勝利は完全に僕の脳を占拠した。
バカだとわかっていても、何度同じ経験(失敗)を重ねようと、この浮遊感は神経を麻痺させる。全ての価値をその一点に集中させようと、自律神経さえ支配できるような錯覚に陥る。麻薬のような依存症状が顕れる。自分の意思なのに何か得体の知れないものに操られているような都合のいい状況設定と言い訳、自己満足、思い込みと非現実感。不思議だ、本当に不思議な感覚に包まれる。僕は本当に僕なのだろうか?
そしてキミは一体誰なんだ??

死者の魂に背いてまたひとつ罪を重ねる僕はきっと地獄の業火にさらされる。



※甘美な夢に溺れる者は艱難辛苦の煮え湯を飲むに等しい愚者である。
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by ten2547 | 2008-08-18 10:29 | 旅行

★★★★★

「お客様、申し訳ございませんが、ご予約のお部屋がただ今満室でございまして...」

チェックインを待つ僕らにそう彼女は告げた。
え!?またしてもトラブル発生?ここまで順調だった旅に暗雲が垂れ込め始めた。

何かしら問題が発生するのは慣れっこになっていたけど、ホテルの予約がオーバーブッキング?というのは初めてだったし、ましてやここは五つ星でしょ?有り得ないよ~と楽しい気分が吹っ飛びそうになったその時、彼女は言った。

「それで、別のお部屋をご用意致しますので3時間ほどお時間をいただけませんでしょうか。」
彼女が言ったその部屋は2ランク上だった。

シーズンオフの今でも1泊3万円以上、ハイシーズンには7万円を超える部屋にしてくれるというのだ。ええ、待ちますとも、3時間だろうとお安い御用で...(とたんに低姿勢)

では係りの者がご案内致しますのでこちらへどうぞ、となぜか外へ案内される。
どうやら別棟になるらしい。ゴルフ場にあるようなカート車に乗り込みその別棟とやらへ向かう。微妙な距離を移動して到着すると、再度部屋についての説明があった。しきりにとてもいい部屋であることを強調している。だから僕にはこう聞こえた。

『ここはお前らのような卑しい輩が泊まるようなところじゃないんだ。こちらのミスでしょうがなく、ホントにこの部屋しかあいてないから仕方なく泊めてやるんだ。あり難く思えよ!クショ~』
かなりの僻みが入ってはいるものの、別に僕らが悪いわけではないし、かえってどんな素晴らしい部屋かと期待が高まった。しかも3時間かかるところを1時間で用意するとのこと。ちょうど昼時だし、近所を散歩してご飯食べて戻って来ようということになった。

さて1時間後、部屋へ案内された。
特にどうということはない、普通の部屋だった。ただ、テラスの前にプライベートデッキとジャグジー、シャワーなどが設置されていて、要するに部屋から直接プールに行けるようになっていた。何だ。それだけか...
これなら香港でグレードアップしたセミスイートの方が遥かに豪華だったな。特別広いわけでもなく、ベッドもキングサイズとか言ってたのにフツーだし...リゾート地だからプールがプライベート感覚に使える方が価値があるのか。ま、僕の興味を惹くものではなかった上に、考えたら外から部屋が丸見えだし、防犯上もよろしくないじゃない。と何様のつもりか文句まで言い出す始末。

それでもせっかくだから水着に着替えてちょっとはしゃいでみたものの、10分で飽きる。子供がプールで騒ぐ声がやかましい。プールサイドバーを利用するにはプールの向こう側まで行かなきゃいけないし、その間、自分の部屋は扉が開きっぱなしじゃないか。飲み物持ったままプールを横切って戻ればいいの?
ああ、やっぱり自分は卑しき身分の者。こんな部屋を楽しむ余裕などないというわけね。きっとここに泊まる人はルームサービスで注文するんだろうな。落ち着かず悶々と過ごす。

やっぱり僕はビーチで寝っ転がる方がいいや。
結局その素敵なプライベートデッキを使うことはそれっきりなかったのでした。


※身分相応、普通が一番
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by ten2547 | 2008-08-17 23:07 | 旅行

異国にて想う。

好きな人と一緒なら、どこにいても、何をしていても、楽しいだろうな。きっと。


※遠い目...
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by ten2547 | 2008-08-16 17:47 | 旅行

ムーンライトダンス

月がきれいな夜-
体の不調も忘れて、音楽に身を委ねる。
自分の日常には存在しない時間と空間に遊ぶ。
大勢で盛り上がっている人々を横目に、ちょっと地味だけど、恋人同士じゃないけれど、再会の喜びに浸る。
互いに年は重ねたけれど、それぞれ違う道を歩んでいるけれど、こうして元気な姿を見ることができて嬉しかった。
愚痴や不満は数限りなくあるだろうし、毎日笑って過ごせるわけでもない。
そんなこと言い出したらキリがないから、今日だけはすべてを忘れて楽しもうよ。

まるで幻のような光景。
光と轟音に包まれたホールで何かに憑かれたように、教祖様を仰ぎ見るように、ユラユラ揺れている無数の手、無数の肉体、様々な人種、だけどそこに居るのはひとつの共通項で括られた「選ばれし人々」だ。
僕らは得体の知れないエネルギーに導かれ、ここへ招待された。
ゲートをくぐった瞬間、背中に羽が生える。
空を飛んで、宙を舞って、たったひとつのことのために全てを捧げる。

生きるために。
ただ、生きていくために。
それは刺激的で退屈な時間。
それは刹那的で永遠の真実。
これほど不確かなのに、これほど実感できるものは他にない。
手には温もりが伝わってくるのに、心は空虚で満たされない。
笑顔がとめどなく溢れ出すのに、一瞬の憂鬱があり得ない未来を暗示する。

全ての意味が、全ての価値が、どうでもいいと思える。
自分が壊れていくのを感じる。
自分を壊してしまいたいと思う。

果たして、その末路はきわめて平凡なものだった。
当たり前だけど、現実は筋書き通りにはいかない。

またひとつ自分に言い訳を...


※月の輝きだけは間違いなかったと記憶している。
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by ten2547 | 2008-08-16 16:07 | 旅行

昼間からビ-ル

大切なのはスガタカタチではなく、ココロガカヨイアッテイルかどうかだ。


※それが一番難しい。
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by ten2547 | 2008-08-15 17:41 | 旅行

晴れた日にも傘を持って

幸運の石ですよ、と彼女は言った。
まあ、適当な営業トークだろうと軽く聞き流していた。
露店で買った安物のアクセサリーを、それでもその気になってぶら下げた。
ご利益はあったのだろうか?
これ以上ないっていうくらいの幸せに包まれていると気づかないことでも、これ以上ないっていうくらいの不運に遭遇すると見えてくるささやかなものが、こんなにも人を変えてしまうものなんだな、といつになく殊勝な心持で青い海と空を眺めていた。

ラッキーストーンがもたらした満月っぽい夜への上昇気流は、多分今日で終焉を迎えるだろう。
それにも増して自分が行ってきた数々の悪事に対する報いがそろそろ来てもいい頃だと感じる。
今夜、恐らく欠け始めるであろう月の下、僕は踊る。
一晩中踊る。
懺悔の意味も込めて、ひたすら汗を流そうと思う。
そうだ、悪いのはみんな僕だ。
多くの人の犠牲の上に自分がいることを実感する。だから避けてきた紫外線も浴びようと思う。体に悪いこともちょっとはいいじゃないかと思う。

カバンの中には常に傘が入っている。
そう言ってたのに、その日は持っていなかった。
神の怒りに触れたかのような豪雨の中、少しクールダウンした空気とともに、僕もまた彼らともに跪き、手をあわせよう。

今日はそんな日。


※すべてのことがうまくいくなんてありえない。
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by ten2547 | 2008-08-15 13:30 | 旅行

あ・うん②

僕等は全てを分かち合う。食事も愛情さえも。
互いに認め合ったところで理屈抜きに合意する。
そういう間柄だ。
長い月日の中で出来上がった奇跡のシステムだね。


※いつまでもこのままでありたい。いてほしい。そう願う。
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by ten2547 | 2008-08-15 04:00 | 旅行

あ・うん

言わなくてはならない時もある。
言わなくても伝わる事もある。
長年連れ添った夫婦のように、僕らの間には言葉を越えた空気が漂う。
それが心地よくもあり煩わしくもある。


※雨のち晴れ
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by ten2547 | 2008-08-14 14:27 | 旅行

これそれ

惚れる幸せと惚れられるシアワセ。
どちらも大事。
どちらも必要。


※似て非なるもの
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by ten2547 | 2008-08-14 04:43 | 旅行