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スカラ

僕らは国境を越えた。

僕には見慣れた風景。
君にとっては初めての世界。

色も、光も、匂いも、空気も、何もかもが違っている。
僕らの間の温度もきっと違ったはず。

かつての気楽さはない代わりに、僕は並んで歩く人を得た。
気ままな時間の代わりに、分かち合う喜びに酔った。

新鮮な驚きや、爆発的なアドレナリン放出はないけれど、
こんなにも穏やかな気持ちで風に吹かれ、太陽の光を浴びる喜び。

それはずっと夢見ていた風景。

キラキラと輝くネオンや、
搾りたてのフレッシュジュース、
香辛料や甘い香りの混在した独特の街角、
そして予想外の人の多さ...

僕も知らなかったこと。
君は知ってしまったこと。

思った以上に体力がないこと。
それは3年の月日が経過したということ。

僕らの歴史が、そこに刻まれた。


※神はお怒りかな..
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by ten2547 | 2013-01-12 01:03 | 旅行

ホッキコウ

去年、スケジュールの関係で断念した北海道へ行ってみた。
航空券、宿、レンタカーなど短時間で予約した旅程は5泊6日+α...

大丈夫なのか?
色んな意味で。


【発起乞う】
今年は節電なんかの影響もあってか、北海道と長野県は関西方面からの避暑地として
早くから予約が入り始めているという話だったので、取り敢えず飛行機だけは押さえなくてはと
思いつつ、いつものグ~タラでなかなか行動に出なかった僕にいつもの如く喝が入る。

案の定、昼間の便は満席で、羽田17:00発以降しか空席がない。
ま、いいか。
帰りは結構余裕があるが、同じく夕方の便を予約する。
彼の後押し(催促)がなければ今年も見送りになるところだった。かも。

ついでに宿もレンタカーも適当に予約。
ホテルや温泉や民宿などを散りばめた、北海道ビギナー王道コースが出来上がった。(自己満)


【北紀行】
国内線なんて15分前で十分間に合うよ、などと知ったかぶりをしていた僕の顔が青ざめる。
す、すごい人やん。ナニコレ?
そういえばハイシーズンに乗るのは初めてで、いつもは出張だから平日、ぼんやりした時間が
多いのでその感覚で行くと大いなる誤算。それでも30分以上早めに空港に着いてはいたものの、
チェックイン前手荷物検査の列で呼び出し対象となってしまった。
こちらへどうぞとにこやかな中にも、もっと早く来んかい、このど素人が!という怒りをにじませた
係員の手招きで、僕らを含む数名の客が別のカウンターでチェックインを済ませたのがちょうど
出発15分前くらい。荷物を預ける時はお早めに...

北海道の夏は涼しい。
確かに夜風は心地よく、クーラーなど無用に思えた。
がしかし、冷房が効いていない車内や屋内はちょっと暑く感じる。
最初の二日は札幌だ。
いつもの如く、予定は無い。


【北気候】
爽やかな青空と心地よい風、澄んだ空気と新鮮な魚介。
というわけで、景色や観光より飲み食いが主になる僕らの旅は、
場所を変えても同じなのであります。
北海道と言えば美味しいものの宝庫です。が、度々開催される「北海道展」や
今やクリック一つで何でも手に入る時代のせいで、あ、これ知ってる、とか
これ食べたことある~とかめんどくさいのであります。
とは言え、ジンギスカンや味噌ラーメンやスイーツなどの定番は一度は食べてみたい。
朝からそんなことばかり考えてた僕らの目に、最近リニューアルされた、もいわ山ロープウェイの情報が...
じゃ、これ行ってみよう、ということになり、市電に乗って出かけました。
昨年秋に営業再開した施設はピカピカで、ロープウェイもその先のケーブルカーも最新式?
ちょっと視界が良好ではなかったものの、札幌市内を見下ろす山頂でまったり気分。
天気はいいけどやはり風にあたっていると段々寒くなってくるあたりが北海道っぽいね。
長袖シャツは必需品かな~。などとかつての美ヶ原高原での反省を元に、持ってきた長袖は
ホテルの部屋に、じゃ、意味ないじゃん。
下山後はまた市電に乗って、札幌中心街へ。
わ~大通り公園にテレビ塔!わ~時計台!わ~旧本庁舎!と歩きながらも、こころは北海道限定サッポロビールとジンギスカンのことでいっぱいになっていたのでありました。


【北奇行】
翌日は、雨。
しかも北海道だけ、雨。雨。雨。
今日からレンタカーで移動だというのに朝から本格的に降っている。
ま、こればかりは仕方ない。
札幌を後に支笏湖方面へ向かう。
寒い。とまでは行かなくても、温かいものが食べたいということで、
何故か湖のほとりで味噌ラーメンを食す。
景色は全く望めないので、洞爺湖を経由する予定を変更して目的地へと向かうことにした。
かなりの山道をクネクネと走行し、登別温泉に到着。
チェックインを済ませると、早速温泉へ。
白くというか灰色に濁った湯につかり、旅の疲れを癒していると、若者二人連れが露天風呂に登場。
何だかとっても楽しそうで、一人で静かにしている人が多い中、異様なノリで盛り上がっている。
何がそんなに楽しいのか?
と、突然、一人が底に溜まった灰色の泥?を顔に塗ってパックを始めた。
顔だけにとどまらず、体にも塗りたくりはしゃいでいる。
向こうにいる子供より子供っぽいぞ、と思ったその瞬間、彼は立ち上がり、股間に泥を塗り始めた。
なんじゃ、こいつ。酔っぱらいか?(イチモツはそれなりに立派だけど...)

彼らの悪ノリは益々加速していく。
僕らが湯からあがって脱衣場にいる時、彼らがやってきて、写真を撮り始めた。
泥パックをした状態の彼は股間も丸出しのままポーズを取っており、それを撮影する友達...
異様な光景だった。
それをネットに投稿する会話も周囲に丸聞こえで、彼らの行く末を案じるのみだった。

温泉宿の楽しみは食事でありますが、ここはあまり重視しないコースを予約したので
極めて普通というか特筆すべきものは何もない。雨が降っていたこともあり、温泉街を散歩することもなく
朝風呂で目覚め、同じく平凡な朝食を平らげると、とっとと退散したのでありました。


【北喜幸】
この日は晴れ。
素晴らしく晴れ。
気分も上々で、昨日パスした洞爺湖へ向かった。
オロフレ山を越える道は車も少なく、ホントに気持ちのいいドライブだった。
洞爺湖では湖畔をのんびり散歩した。
ここからは海岸線へ出て、函館を目指す。

5号線はほぼ真っ直ぐに内浦湾を左手に眺めながら進む。
大沼国定公園の駒ケ岳を望みながら順調に目的地に到着した。
途中、警察がスピード違反の取締をしていて、獲物を狙うライオンみたいに道端に潜んでいるのが面白かった。地元民は知っているのか、いつもは80~100キロくらいでぶっ飛ばしているのに、その道だけは60キロと大人しい。前方に捕まっている車を発見。大宮ナンバーだった。

函館は夜景を主な目的としているので、その他の情報は皆無だった。
ホテルもロープウェイから近いという立地だけで選んだので、中心街からは離れているし、
何となくイカが名物かな~というくらいしか思っていなかった。
夕暮れまでには時間があるので、ちょっと港まで散歩する。
いいところがあったら食事でもと思ったが、変に観光地化した施設はどこも僕らを受け入れてはくれない風情だった。もっと選択肢はあったかもしれないが、お腹も空いたし、適当にすませようと入ったところで食べたちゃんちゃん焼きは悪くなかった。地元のワインなんかも飲めたし、店の雰囲気がよければもっと美味しく感じただろうにと10個くらい改善提案をしてあげたい気分だった。

函館山が近づくにつれ、人も車も増えてちょっと異様な空気になってきた。
ロープウェイは5分間隔で運行してるが、すでに列が出来ており、当然山頂には早くから来て最前列をキープしている人で埋め尽くされている状態だった。まだ明るいというのに...
そこからはこの小さな山の頂は路線バス、観光バスでの団体も加わり、展望台は近づくのさえも恐ろしい過密状態となっていった。肉眼では夜景が見えないので、カメラを頭上にかざして撮影している光景は何かの儀式のようだった。だが地獄はこの後だった。まるで震災直後の帰宅難民を経験することになろうとは、人々に混じってカメラを掲げていた僕らにも予想できていなかった。

来るときにロープウェイの往復券を買った。
自然なことだと思っていたが、帰りのロープウェイにはどこが最後尾かわからない列に並ばないと乗れないとわかった時は往復券を買ったことを後悔した。
並びたくない。でも並ばないといつ帰れるかわからない。幸いこの日は厚ての上着を持参していたので寒さは回避できていたが、もしこれがなかったら、僕は遭難していたであろう。(大袈裟)
さて僕らはどうするべきか。
取り敢えず、もう一度展望台に行ってみた。さっきよりは幾分人も減っているように思えた。少しずつ、少しづつ前ににじり寄って行く。僕の前で撮影していた女性が後ろへ下がった時、彼が僕を引っ張ってそこへ導き、僕のすぐ後ろに立った。手すりに寄りかかる僕の肩に彼の手が乗る。
全ての音が消え、時間が止まった。

函館山からの夜景は神様からの贈り物、だった。


【北亀甲】
最後の宿は、函館から250キロくらい離れた積丹半島だ。
ちょっと早めに出発しようと早く起きたにもかかわらず、チェックアウトは10:30になった。
道央道から日本海側へ抜け、海岸線を走った後、すごい山道を越えて宿に着いたのはちょうど16:00。
夕食に遅れたらいけないと休憩もご飯もそこそこに、ちょっとイラつきながら運転していた。ナビが到着予想時刻を表示してくれているのに、最短コースを選択してくれているのに、自分の固定観念から離れられない自分がいた。そんな僕をとなりで根気強く支えてくれる人がいる。うちでは「年の功より亀の甲」なのだ。

お宿はアットホームな民宿だ。
男二人連れは扱いにくいだろうけど、ここは食事が目当てなので許してね。
その日はろくに食べていないので18:00の夕食が待ち遠しい。
焦って来ることなかったな~などと反省しつつ、お風呂へ。

家族連れやカップルに混じって僕らも広間へ呼ばれる。
民宿ならではのほんわかした食事時間だ。
豪華だけど質素みたいなところがいいのかもね。
その夜、土砂降りの雨の音で目覚めた。
あ。また雨か...


【北寄港】
翌朝、雨はまだ降り続く。
またしても移動性低気圧の影響で、北海道全域は雨模様に。
美味しい朝食を摂りながらも予定変更について考えていた。
カムイ岬へ行くのは諦めて小樽を目指すことにした。

雨の小樽は暇そうな人力車のお兄さんのため息に包まれる。
日焼けして、めっちゃ綺麗な足をしているイケメンさんが声をかけてくる。はずもなく、
僕らも傘を手に小樽運河をそぞろ歩く。
お昼はあまりお腹が空いていないけど、せっかくだからと寿司を食べ、通販で何度も利用した某有名菓子店で限定品を購入し、札幌へ戻ることにした。最後はお土産を買ってと思っていただが、ここに最大の誤算が潜んでいることに僕らは気づいていなかった。
小樽から札幌は距離的には遠くないが、そこは大都市でありますから、スイスイと目的地まで行くことはないのであります。しかもガソリンを満タンにして返さないといけないことなどもあり、少し焦った僕はナビの教えにうまく反応できず、道を間違ってしまったのでした。
車内は少々気まずい空気が漂い始め、時間が次第に厳しくなっていくにつれ、これはもう土産を買う時間はないのではないかとの諦めムードが漂い始めていたのでした。そうはいってもいつもなんとかなってるんだから大丈夫だよ。などと言ってはみたものの、札幌駅に着いて、電車の時間を見ると、その余地は限りなくゼロに近かったのです。
またしても空港でのチェックインに間に合わず、今度こそギリギリで乗り込んだのです。
行きの反省も生かされず、手ぶらで帰ることになってしまいました。

雨のせいでカムイ岬を断念→時間に余裕ができる→小樽でのんびりできた→札幌での時間が食われた との分析の一方で、カムイ岬に行っていたら飛行機に乗り遅れた、ということも想定され、雨は無謀な計画に対する神様からの温かい警告と受け止めることとした。


【北帰港】
さて、今では通販で何でも買えるわけで、北海道に行かなくても北海道土産は手に入る、わけですが、僕らは敢えてその方法は取らず、今回はお土産は小樽で買った某有名菓子店の限定品のみ、ということにした。
ということにしておこうと思う。


※ご利用は計画的に。
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by ten2547 | 2012-08-19 13:01 | 旅行

Dragon’s tears

自分には何もできない。
だからできることをやろう。

というわけで、北の都を訪れた。
仕事では何度か行ったことはあるけれど、
滞在時間数時間のとんぼ帰りだったので、
これが初めての仙台だ。

名物を食べたり、お土産を買ったり、温泉に浸かったり、お酒を飲んだりと
やることは変わらないし、それが一体に何になるのかもわからないけど、
今回も僕らの食い倒れ珍道中はしょっぱな震度4のサプライズもものともせず、
体調悪くなるまで、NOと言えないエンドレスの新年会状態だった。

①牛タンを喰らう。
 案の定店の前には列が出来ていて、その上、年末年始の短縮営業で
 ラストオーダー間際の入店となった。
 一日20食限定メニューは当然のごとく完売で、時間もないのでとっとと
 注文、とっとと食べて終了。しお、たれ、みその3種の味を堪能した。

②すしを喰らう。
 近くの港の状況や、ネタの仕入れ具合はわからないが、ここではすしも外せない。
 魚も申し分ないが、初めて食べた「ギバサ」に唸った。
 牡蠣が旬のようだったが仕入れは厳しそうだった。
 牛タンの賑わい、若さも捨てがたいが、自分としてはすし屋の静けさ、落ち着きが合っている。
 もう、おじいちゃんだからね、などと横から飛んでくるが軽く受け流す...
カッコつけて白ワインなんか飲んだりするのもまた良し。

③甘味を喰らう。
 いつもお土産に買えずにいた「ずんだ」をフルコースでいただく。
 ノーマルなずんだ餅に始まり、ずんだプリン、ずんだロール、ずんだチーズケーキ...
 ずんだシェイクはまたの機会に。

④湯に浸かる。
 ローカル線に揺られて着いたところは雪景色だった。
 何となくそうかなと思っていたけど、暖かかったので余計嬉しくなった。
 地元の方にはやっかいな雪も、全く降らないところに住んでいる者にとっては
 これこそ非日常であり、最高の気分を演出してくれる小道具だ。
 
 食事までに時間があったので散歩する。
 20分も歩けば終わってしまうような狭い街を2人して歩く。
 だんごやまんじゅうを買って宿に戻ると再び雪が降り出した。
 ちらつく雪の中浸かった露天風呂に満足し、ここ数日の疲れと寝不足を
 解消すべく、長い夜をのんびりと過ごした。

⑤土産を買う。
 再び仙台に戻り、みやげ店をはしごする。
 2人で買ってかなりの量になったので宅配便で送ることにする。
 帰りの新幹線が超満員だったのでこれは正解だった。

⑥体調を崩す。
 食べすぎなのか、寝不足なのか、年のせいか、ホテルの部屋から
 一歩も出ることができないまま、最終日を迎えた。
 食欲もなし、出かける元気なし、ひたすら眠り、ずっとベッドの上で過ごした。
 ごめんね、と言う僕にキミは優しい。
 
⑦更に体調を崩す。
 新年早々これだから...
 この連休に救われる。

※今年もいろんなことがあるだろうけどよろしくね。 
 
 

 
 
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by ten2547 | 2012-01-07 10:36 | 旅行

肉を喰らう。

夏休みも諸般の事情で一致せず、
というか、元々全く交わらなかった僕らの休みが諸般の事情で交差した。
行く気満々だった北海道はムリだけど、近場でならと地図を眺めていた6月、それは我が家に届いた。

飛騨高山からのお誘い?
なんでやねん。
近場なんかい!
ま、ええか。

でもそれも?不思議なチカラに導かれた必然のように感じた。
行かねばならない感覚に背中を押されるようにとっとと宿を予約した。

GWは魚介を満喫したので、今回は肉であります。
何でもヒダギュウなるものが名物らしい。
ぢゃ、それをいただきましょうと、昼夜を問わずお肉を注文してみた。

結論としては、自分は口の中でとろけるような食品は苦手である、という事実を再認識した。
牛肉もまぐろの刺身も、歯ごたえのある赤身が好きだ。
テーブルに運ばれたお肉はどれも美味しかったけど、
一番自分に合っていたのが、道の駅で食べた串焼きだった。

古い街並みも良かったけど、僕らには誰もいない城跡がお似合いだった。
暑いけど、疲れるけど、2人だけの時間を過ごせることが何よりだ。
コンビニで買った冷凍飲料が全て溶けるまで、緑深き散歩道を歩いた。
夕方の風が心地良かった。

最終日は温泉だ。
そしてまたまた肉を喰らう。
半分で十分だったけど、がんばって最後まで食べた。
焼き方は指定できたけど、僕はもう少し火が通った方が好きだから、
やっぱり向いてないね、この料理は。
そして日頃食べないものを連日流し込まれた胃は完全に消化拒否状態に陥り、
翌朝は迷わずお粥を選んだ。

土砂降りの雨も、宿を発つ頃には止んでいた。
川沿いの道をのんびり走る。
高速道路より、僕らにはこっちの方がお似合いだね。

しばらくは野菜料理が続く。


※甘いものも控えるように!
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by ten2547 | 2011-08-21 10:11 | 旅行

能登の海に洗われた我が愛車は錆ゆく

ひょんなことからそれは始まった。

特に目的を持たない僕らの珍道中vol.5は、長良川を見下ろすお城を写真に撮るという
全くの予定外の風景からスタートした。
それは寂しくもあり、優雅でもあり、初夏の陽気に惑わされた空白時間で、
僕らはまるで携帯電話を持たない時代のスリル満点の待ち合わせよろしく、
見知らぬ駅での再会を祝して抱きあった(わけではない)。

さて、早朝の街は静かで、清々しく、これからの道中の安全を保証してくれるかのような
懐の大きさでもって、僕らを見送ってくれた。
初めて走る東海北陸自動車道は快適で、渋滞も無く、11キロにも及ぶ長いトンネルを筆頭に、
オレンジや緑の怪しげな空間の連続とクネクネとカーブする緊張感持続レースという
お土産もついて、僕の下手な運転に花を添えてくれたのでした。

なかなかおもろい道やんけ、などと余裕こいてるフリを見透かされ、
それでも早起きは三文以上の徳を授けてくださり、これまた全く予定外のチューリップ畑で
小娘のようにはしゃいだのでありました。
今年は気温が低くて開花が遅れている若干寂しげな風情がまた良かったし、
何よりも激しい雷雨が一気に眠気と疲れを吹き飛ばし、ついでにお腹の不調までプラスされて、
2日目は過ぎていったのでした。

3日目。
さて、ここからが本番ですよ。
食い倒れを信条とする我が旅の今回のテーマは魚介を喰らう、であります。
魚やエビや北陸の特産を心行くまで食べつくしましょう。
特に旬のしろエビやのどぐろは必須です。
氷見、能登島を経由して、奥能登の民宿に到着するやいなや、カメラを持って出かけました。
冷たい雨の降る中、だ~れもいない海岸で、パシャ、パシャ、パシャ...
寒い、帰ろう...
滞在時間5分の観光終了。
お風呂に入って見知らぬ人たちに混じって食堂でごはん、ご飯、ゴハン。
朝もお風呂入って、ごはん、ご飯、ゴハン....
じゃ、次。

4日目。
能登半島をぐるっと回って、千枚田や輪島の朝市などを冷やかし、金沢へ。
優雅なホテルでお茶などした後は、早速すし屋へ直行です。
のどぐろやガス海老など回っているのに全て注文する回転すし屋でたらふく
食べた後は、お部屋で軽く飲んで大浴場へ...
あ、いけない。
若い男の裸が目に毒(クスリ)だ。

5日目。
兼六園を散策。桜は終わり、菖蒲はまだこれからで、お花的には何もない時期ではありますが、
それなりにぐるりと見た後は、再び能登丼を目指す。
注文してからしばらくしてふと後ろを振り返ると店の外には長蛇の列...
ほぼ無言でどんぶりを平らげた僕らが次に目指したのは、
有名なパティシエのカフェでした。
ここもズラリと列ができていたので、並ぶのがキライな僕らはケーキは買うことにした。
どこか景色のいいところで食べますか..
などとのんきなことを言いながら、結局次の宿まで一緒にドライブすることになった。

さて、最後はちょっとリッチに参りましょうと、温泉旅館の部屋からの絶景を楽しみにして
いましたが、黄砂のせいか、立山連峰はぼんやりかすんでいました。
明日の朝はすっきり見えるかもね、静かな柴山潟を見下ろしながらそう思ってました。

温泉につかってさっぱりし、男性客の裸体を視界の隅におさめつつ、お楽しみの夕飯です。
お品書きを確かめる間ももどかしく、僕らは獣のように食い尽くしたのでした...
翌朝、ちょっとだけ山の稜線が見えたものの、絵葉書のような景色は望めず、
露天風呂につかって朝食会場へ...
巨大な広間で大勢の人が食事をしている光景に気おされながらも、数々のおかずを
お皿に乗せてからは犬のように食べまくり、3回くらいはおかわりしている自分を
ちょっと褒めてやりたい気分でした。

最終日。
長い帰路の途中に、東尋坊と名古屋に立ち寄るという無謀な行程も難なくクリアし、
途中で事故っている不幸な家族連れを横目に、無事帰って来られた喜びも束の間....

僕らは言うまでも無く、肉を食べに走ったのでありました。
当分魚介はいらんわな。

食い倒れ珍道中は続く。


※ アッシュは H
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by ten2547 | 2011-05-05 14:41 | 旅行

雪国

国境の長いトンネルを抜けると、そこは、普通の冬景色だった...

幸か不幸か、僕らの目指す場所に雪は殆ど無く、滞在中も降らなかった。
というか雨は、降った。

ま、そんなもんでしょ。

雪を見に、は完全に失敗に終わった。

その代わりといっては何だけど、美味しいものをいっぱい食べた。
食べて、食べて、もう死にそうなくらい食べまくって、
それでも終わらない、僕らの食い倒れ珍道中の最後を飾るのは...

お腹に優しいお粥かな。

さて、今夜は何食べよう...


※デパ地下でまたまた美味しいモノ発見
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by ten2547 | 2011-01-04 17:32 | 旅行

パートタイムフレンズ

シーフードレストランに集まった6人は、不思議な縁で出会った。

名前も、仕事も、どこの誰かも知らない。
だけどこんなにも楽しく食事して、ビール飲んで、
バカな話も、エッチな会話も、ずっとそうであったかのように自然に交わしつつ、
日本風に割勘して別れた。

パートタイムフレンズ。
二度と集まることのない、旅先のお遊び。
気楽で、軽くて、サラサラとした関係は、スパイシーな料理とピッタリだった。

こんな時間も悪くないな。
でもこれくらいで丁度いい。
これ以上一緒に居るのはちょっと無理。

夜空に濁った笑い声が響いた。


※営業政策にハマルノ巻
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by ten2547 | 2009-08-17 21:56 | 旅行

ラッキー

「幸運」とう名の不幸なキミは、
それでも目一杯楽しそうに振舞った。

ホントのところはわからないし、知る必要もないのだけれど、
健気な姿にさすがの「バタフライ」も胸が痛んだ。

痛いのは腰だけど、心の痛みもまた、言葉で言うほど軽いものでもなく、
だからと言って、深刻になるのも似合わない明るい太陽の下で、

究極の不幸を目の当たりにしながらも、ボクは冷静を装った。

ボクの手に負える問題ではない。
ボクがどうにかしてあげられる状態でもない。

その日、せめてその一日だけでも彼が幸福でいられるよう、
精一杯のお芝居で付き合ってあげるしかない。

友達の前で、全身でシアワセを演じた彼の最後の言葉は
ボクの心に深く刻み込まれた。

それを信じてあげることがボクの役目なんだと悟った。

深追いしない。
追求しない。
きれいさっぱり忘れる。

そんなことできるわけないけどね。


※A B C D ..
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by ten2547 | 2009-08-16 13:16 | 旅行

ダンフレ

神の声を聞く。
悔い改めよとノタマウ。
感謝の踊りを奉納した。
一晩中踊り続けた。
神の子らとともに。


※最高の終幕
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by ten2547 | 2009-08-15 13:24 | 旅行

サクラ

桜が見たいとキミが言う。
雪も見たいとキミは言う。
そうだね。日本には素晴らしい季節の変化があるよね。

春は花の、夏は雨の、秋は風の、冬は霜の、匂いとともにうっすら残る記憶が思い出となって刻まれている。

墨絵の静寂−


※涙の別れは結構キツカッタナ。
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by ten2547 | 2009-08-14 15:16 | 旅行