カテゴリ:赤室( 73 )

雪を見に行くのだ。

今年の年末年始はどこへ行こうか。
どこで年越ししようか。

どこでもいい。
なんでもいい。

どこかへ行かなくてはいけないことはないし、
なにかをしなくてはならないこともない。

だから、
特に理由はないけど、雪を見に行こう。
雪国で新しい年を迎えよう。



今夜もキミは遅くなる。
そうだった。
一緒に食べようと思って買ったデザートも、
明日になるかもしれないね。

キミのいない部屋はこんなにも寂しい。
キミの居場所は定まらないまま、今年も2ヶ月で終わろうとしている。

旅行よりも、なによりも、
僕らがやらなくてはいけないことは、
ここで共に生きること。

キミは住所を変更し、
僕らは家族になるんだ。


※こんな夜はココアが美味しい
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by ten2547 | 2010-11-03 21:52 | 赤室

ひとり ふたり ひとり

世の中が転覆しても、この小さな私的空間で何事もなかったかのように抱き合う。
別に関心がないわけじゃない。
ただ、生活の全てが、週末の一点に向かって動いている。動かしている。
キミと一緒に過ごす、ただそれだけのために。

そんなキミは忙しい。
やりたいことがいっぱいあって、いろんなことをやっていて、
休みの日だって忙しい。
むしろ自分のやりたいことのために、それを実現するために、
全てのことを制御している。
仕事も。恋愛も。
もちろん、僕とのことも。

それが心地いい。
僕には特に何もないけど、キミにはたくさんのことがあって、
僕はこうしてひとり過ごすことも苦にならないけど、
キミは時にはダブルブッキングの処理にも苦慮する。

僕は見送る。
キミは帰ってくる。

いってらっしゃい。
ただいま。

ここがキミの帰る場所になる。
ここが僕らの場所になる。

ひとりで、ふたりで、またひとりで、僕らは生活する。
生きていく。
生きて行きたい。
生きて行ければいい。

たとえ世界が崩壊しようとも、まるで何事もなかったかのように、
ここで風に吹かれてじゃれ合っていたい。
それ自体が救いようのないことであっても、
誰にも知られず、誰にも祝福もされず、
ふたりにだけ通じる言語で、
この狭い世界で、

世の中を語り合っていたい。


※キミは頭がいいからね。
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by ten2547 | 2010-06-13 10:01 | 赤室

รอยยิ้มของเดือนมิถุนายน

明日、会えるね。
明後日も、会おうね。
明々後日も、一緒だね。

※おやすみ。
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by ten2547 | 2010-06-03 23:56 | 赤室

三都三様

遷都は関係ない。
ただ何となくそうしてみたかったので、西へ向かった。

キミにとっては初めての、
僕にとっては懐かしの、
二人にとっては思い出の、
それより何といっても食いだおれの...
きつねうどん。

無口になるよね。
圧倒されるよね。
ずっといい天気だったのが嬉しくてさ、
キミの不調を知っていながら、
自分の体調も万全じゃなくても、
ただひたすら歩いた。

新緑を浴びて、太陽を浴びて、
僕らのささやかな休日は三つの街で結実した。
キャベツと一緒やね。

叫びたくなるほどの幸福感に身震いし、
ついていけない情けない体力をお酒でごまかし、
「自慢の彼」を見せびらかす風情で無理していても、
それをどんなに風に実現しようと、
むしろ重荷にさえ感じる幸福に押しつぶされそうになる。

僕の迷いを見事に代弁する一言に感嘆する。
ほんまにええの?
自分でええんか?

東山の小道でも、
新世界のお座敷でも、
港を彩る夜景でさえ、
YESというにはほど遠く感じる。

死にたくなるほど、キミが好き。
めっちゃ好っきゃねん。


※笑って、泣いて、食べて、飲んだ。
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by ten2547 | 2010-05-06 22:18 | 赤室

愛鍵

キミが僕のためにがんばってくれた。
とても食べきれない量のケーキに正直戸惑う。
美味しくないからと自信なさげな様子に、そんなことないよと引きつりながら頬張る。

ありがとう。

何もかもが調子を狂わせ、
全てがうまくいかないけれど、
僕にとっては人生初体験がまたひとつ増えた。

思いがけなく部屋を飾ることになった不釣合いな花々と、
時間がないから電話をかけたピザの宅配。
ワインの酔いと、静かな時間と、
そしてキミに渡す部屋の鍵と。

僕がよくなれば、キミが悪くなり、
重たい身体がいうことをきかない。

僕が元気になれば、キミが不調に陥り、
二つの星座は常に寄り添う。

僕らはそういう運命の下に生きている。


※HBT “U”
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by ten2547 | 2010-04-26 22:52 | 赤室

キミが...

言葉が虚しく宙を舞う。

きっと、少しずつ心は離れているんだろうな、などと思ったりもする。

言葉が持つ力はここぞという時にこそ発揮される。

乱発はかえってその価値を半減する。

などと、僕への疑いが増すのと比例して、

その不安を打ち消すかのような、記号としての愛情表現は、空虚だ。

響かない。

むしろ寒々しく、空々しい。

ムリしなくてもいい。

自然体でいい。

好きでもいいし、そうでなくてもいい。

笑っていてくれ。

それだけでいい。


※僕は謝ってばかりだ...
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by ten2547 | 2010-04-21 23:08 | 赤室

花散城址 

もう桜も見納めの土曜日は、絶好のお出かけ日和というのに、
僕の体調は優れない。

キミを深く悲しませた週末会えないメールを覆し、
会いたいと懇願した僕を許してくれたことに感謝する。

自分が一番辛い時に、傍に居て欲しいと言うのは単なる我儘なのか、
そう言ってもらえないことがどんなに残酷なことなのかを、気付くことができない愚かさなのか、
わかっていながらも、揺れ動いた自分に苛立ちさえ覚えた。

季節のせいではないけれど、
それが原因であるかのような毎年の言い訳も、
自分の体力の無さと運動不足、体調管理の甘さが全てであり、
キミを受け止めてあげられない器量の狭さが更に追い討ちをかけて、
己の不安を解消するための言い逃れをしているだけだということを、キミは気付かせてくれた。

どんな時も、一緒にいるのが一番と。

しんどい時はそう言えばいい。
辛い時は甘えればいい。
キミに負担をかけて、つまらない思いをさせたとしても、
その分感謝して、また埋め合わせをすればいいことだ。

優しいキミに心からありがとう。
僕の傍に居てくれてありがとう。

桜の花びらがハラハラと舞う公園を散歩した。
今の僕にできる精一杯で春の陽気を共有した。

とても疲れたけれど、とても、とても、幸せだった。


※キミもあまり無理しないように。
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by ten2547 | 2010-04-11 08:33 | 赤室

僕にはたくさんの謎がある。
そうキミは言った。
だから知りたいことがいっぱいあるんだ。
少年のような目をして笑った。
謎なんてないよ。何もない。
もしかしてそれは、秘密や隠し事、嘘といったことを指すのだろうか。

秘密にしてること。
あるよ。
隠し事も、あるかな。
嘘。
全くないってこともない...。

全部知っても、知らなくても、僕らの関係は変わらない。それは僕の傲慢だろうか。
キミのことを知ろうとしない、それは僕が臆病だからだろうか。
何でも聞いてよ。それも嘘かもしれない。ホントのことを答えるとは限らない。
それが分かっているからキミは聞かないのだろう。
どこまで知りたい?
何を知りたい?


※知らない方がいいこともあるよ。
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by ten2547 | 2010-04-06 12:41 | 赤室

春爛漫

にはほど遠く...

天気はいいけど風が冷たい土曜日。
桜の花も期待薄だけど、朝からお弁当を作って出かけた。

ローカル線に揺られること1時間。
僕らまるで小学生の遠足みたいにはしゃいでた。

こんな近くにこんな面白い乗り物があったなんてね。
初めての体験を共有する喜びが何よりの贅沢に思えた。

二人並んでおにぎりをほおばる。
簡単なおかずばかりだけど、これまた何よりのご馳走だった。

冷たい風に花も寒そうだったけど、角度を変えてみればほぼ満開に近く、
桜のトンネルをくぐりながらゆっくり散歩した。

こんな穏やかな時間が嬉しい。
そんなありふれた幸福が愛おしい。
手つないで、はムリだったけど、静かな春の一日をのんびりと過ごした。

感謝して。


※ずっと見ていても飽きない。
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by ten2547 | 2010-03-29 21:33 | 赤室

ホッとメール

キミは天才だ。
人を和ませる天才だ。

メールを開くと、全身の筋肉が弛緩する。
そこからあふれ出る優しさと可愛らしさに思わずニヤッとなる。

キミは天才だ。
人を癒す天才だ。

メールを開くと、気分がスッと軽くなる。
そこから感じる感受性と力強さに朝から元気になる。

僕からの返事は...


※キミを和ませ、癒し、元気にさせることが出来ただろうか?
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by ten2547 | 2010-03-17 23:17 | 赤室