霧の中②

とてもインパクトの強い映画だったため、ちょっと尾を引いている。

あのスーパーマーケットに居た人たちはこの社会の縮図だ。
田舎者と都会者、それは地元民と余所者でもある。
ブルーカラーとホワイトカラー、は学歴の差でもある。
宗教の信心の差は、深く信じる者と現実的に生きる人の差だろうか。
人種の違いもあるし、年齢や性別の差、独身と既婚、表面には現れない内面の格差もあるだろう。対立する隣人同士、ホントは嫌いだけどガマンしていることや人、隠れた才能、その反対の見た目とはほど遠い歪んだ人間性など、普段の生活ではわからない、あるいはうまく誤魔化してきたことが顕になって行く。
そのひとつひとつが生死に関わる重要な要素となり、自分の選択次第で生き残れるかモンスターの餌食になるかが分かれる。その判断は自分が下したものであるようで、実は誰に付くか、誰の言うことを支持するかに左右され、それが派閥を形成し、対立し、争い、最後は人間同士の醜い殺戮へと形を変えていく。
そのきっかけとなった、得体の知れない恐怖....

今世界は金融危機という霧に包まれていて、誰が味方で敵なのか区別がつかなくなっている。立ち込める霧の中には見た事もない怪物が潜んでいて、下手に手を出そうものならたちまち食べられてしまう。

まだ、霧は晴れない。
これも誰かが仕組んだ作戦が失敗したのかもしれない。
例えば、製薬会社の株価を吊り上げるために疫病を流行らせるとか....
このどさくさに紛れてどこかで誰かが大儲けをしているかもしれない、とか....


※やっぱり一番怖いのは人間だ。
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by ten2547 | 2008-11-03 21:09 | 戯言