爽やかな、余りにも爽やかな炎天下にて

気持ちいいじゃないか、この暑さは!
思いっきり夏って感じで降り注いでいた。
青い空に大きな雲が聳え立ち、少し乾いた熱風がシャツの間を駆け抜ける。

圧倒的な夏の中で僕は凍えていた。
服を脱ぎ捨てて、両手を広げ、天を仰いで僕は願う。
このまま、ずっとこのままで、僕を凍らせ、やがて静かに溶けていき、大地に帰ることを。

朝、僕を狂わせる蝉の大合唱の傍らで、短い命を終えて転がる屍が干からびている。
影が少しずつ角度を変え、少しずつ長くなって、確実に季節は移ろいで行く。
永遠には続かない。
やがて終わるその時を思って、身体いっぱいに紫外線を浴びた。

非難の視線と、軽蔑の怒号と、究極のダメ出しも、身体いっぱい浴びながら。

消毒みたいなもんだからね。日干し。


※だからこの季節が好きだ。
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by ten2547 | 2008-08-07 22:36 | 日常