いとしの“K”
きみは優しいね。
きみがくれた優しさの意味を僕は受け止められずに、
きみを一人ぼっちにさせてしまった。
きみの気持ちをわかってあげられずに、
きみの複雑な胸の内を察してあげることができなくて、
きみに辛い思いをさせてしまった。
ごめんね。
本当にごめんね。
僕はひどいことを言ったんだね。
何気なく言った一言がどれほどきみを傷つけたか、
その時はわからなかった。
僕は自分の欲求を満たすためだけに、
きみを見捨てたんだね。
結果的にはそうなったんだよね。
ごめんね。
本当にごめんね。
きみは僕を気遣って、
ちゃんと待っていてくれたのに、
ちゃんと僕の分まで用意して待っていてくれたのに、
そんなきみの優しさに甘えていた。
ちゃんと感謝の気持ちを伝えることもしないで、
僕は、きみを置き去りにしたんだね。
ごめんね。
本当にごめんね。
K...
優しい、K。
今、一番好きなきみと一緒にいられる時間を、
僕は無駄にしてしまった。
何時間もきみを独り占めできたのに、
どうして僕はきみを追いかけなかったんだろう。
ごめんね。
本当にごめんね。
今日の僕は世界一の愚か者だった。
世界一の大馬鹿者だった。
※全てを捨てたって、全てに背を向けたって、きみと一緒にいるべきだった。
by ten2547 | 2008-06-07 20:39 | 色恋