戻って、泊まって、Cクラス④

友達からの「励ましメール」で僕はその気になって、もう一度街に戻ることにした。
急いで部屋へ帰って着替えをすると、タクシーに飛び乗った。
「グッダフタヌ~~ン」
変な英語で運ちゃんが話しかけてくる。こういう時ってヤバイのよね。
「アナタコノホテルニトマッテルノ?」
面倒だからそうだと答えた。
「ドコカラキタノ?」
「イープンです。」
「オ~ジャパ~ン。ドウモアリガト」
う、益々ヤバイぜ、この運ちゃん。
案の定、次から次へと営業活動に勤しみだした。
「マッサー、2時カラアイテルヨ。キモチイイネ」
「あ。結構です。」
「オンナ、オンナ、スキスキネ?」
「いえ、要りませんから。」
僕があんまり冷たくするので彼も早々に営業は切り上げてくれた。
大体オンナは要らないと言うと、オトコはどうだと戦術を切り替えてくるものだけれど、このおっさんは諦めが早くて助かった。

さて、戻ったはいいけれど、もう全部やることやった後なので、再び僕は途方に暮れる。(結局一緒じゃん)とにかく疲れを癒そう。フットマッサージか何かがいいな。あ。でも滞在が一日延びたんだから着るものが足りないや。今回はぴったりの枚数しか持ってこなかったし。
ここでも考えがまとまらない。
仕方ないのでまず服を買いに行くことにする。
不運は続くもので、腕時計の電池が切れ、携帯電話も充電器を持って来なかったので青息吐息状態で、電源を切ってあるので時間がわからない。
時計を買おうか?
疲れているときって妙なアイデアが浮かぶもので、そう思うともう止まらなくてなぜか僕は時計を求めて街をさまようことになる。そのくせ決断力は最低なので何も決められないまま時間だけが過ぎていき、疲れは倍増する。帰り用のシャツを買い、やっぱりマッサージにしようと思った頃は微妙な時間になっていて、僕はマッサージ屋の前でしばし躊躇した。
ここで1時間使ってホテルまで30分か、でも夕方は渋滞するから1時間くらいかかるかもしれない。そうすると夕食をゆっくり食べることできないし、また遅れたりすると最悪だし、なんとかかんとか....こういう時の自分って殺してやりたいほどダメ人間だと思う。
なぜ決断できないのだろう。
目の前にはキモチのよさそうなマッサージ屋。しかもマッサーは男子ばっかり!
ああ、どうしよう。どうしよう。どうしょう......どう.....ど...
「エアポートホテルまで」
帰ることにした。マッサージはまた今度ね。ふ~ホント疲れる。

夜のホテルロビーはすごく幻想的で美しかった。
ああ、これがしたかったんだな、デザイナーは。思いっきり間接照明はちょっとキモチ悪いくらいだったけど、ホントにステキなホテルだった。広大な空間、中央には小川が流れ、同じく真ん中にあるカウンターを囲むようにオープンスペースのバーやレストランがぐるっと配置されている。
ここでゆっくりと夕食としよう。ミールクーポンで。当然航空会社の奢りね。

半日滞在ではもったいないくらいの部屋で久々の泡風呂を楽しみ、お魚になった後はいよいよ帰国だ。長い一日が終わろうとしていた。最期の最後にビッグサプライズを残して。


※ホテルのドアボーイが、今度来たら僕がいろんな所案内するよって言ってくれた。
  どういう意味?単なる営業トーク?それとも....
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by ten2547 | 2007-10-13 11:31 | 旅行