工事中につき

いろんな事が変わっていく。
だから僕はいつも「浦島太郎」だ。
そこにあったものが、そこにはなく、
ここで使えたものが、ここではもう使えない。
何を言っているのかもわからず、どうしていいのかもわからず、ただ、途方に暮れるだけだ。
シンナーの香り漂うホテルは「工事中」で、予約した部屋には泊まれないし、
差し出したカードはもう使われていないのか何なのか受け付けてくれない。

たくさんの「浦島太郎」状態を経て、こんなところにたどり着いてしまった、じゃないか。
だって、ヒマだから。
だって、退屈だから。
だって、どこにも行く気力もないから。
だって、何にもする元気がないから。
こんなところで漂っている。

楽しい時間は一瞬で悪夢に変わる。
全て想定済みだと言い聞かせても、どこかで思いっきり冷めた自分が遮る。
ヤ メ ト ケ
止めればよかったよ。キミの言うとおりだった。
でも僕はそれ以外に何のアイデアもなく、多少のリスクは覚悟の上で、ポッカリ開いた穴埋めに、代打を起用し、ゴーサインを出したんだよな。って誰に確認するわけでもなく、それは自分の弱さとの闘いで、自分の醜さの肯定で、自分の儚さの証明でもあった。
こんなどうしようもない自分が唯一息できる場所で心ゆくまで深呼吸した。
吸ったのは毒ガスだったけど。
シンナーだったかもしれない。
工事中の夢も希望もない現実的な姿になす術もない。
名所を訪ねて行ったら何年に一度の改装中で見れなかった、なんてことに近い。
この情報社会で事前に知ることができなかった自分の愚かさを呪うしかないね。

そんなわけで、今日もとってもいい天気。
さてこれからの長い自由時間を楽しく過ごす方法を考えなくちゃ。
会いたい人には会えず、会いたくない人からお誘いがあることを想定して、僕も「工事中」の看板掲げよう。


※どっちもどっちでした。
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by ten2547 | 2007-10-07 13:45 | 旅行