風邪を甘く見てはいけないということ

月曜日から続いた不調は、初期の対応が遅れたせいもあり、酷い症状のまま週末に突入した。強力な抗生物質のおかげで扁桃腺の炎症は治まり、熱も下がったけれど、全身を覆いつくす何とも形容しがたい不快さと痛みは僕を苦しめたばかりでなく、連休の予定もキャンセルさせるに十分な威力を保持したまま、僕をこの部屋に閉じ込めている。
ホントだったら、今頃「生意気なクソガキ」と焼肉食べている頃だ。その後、飲みに行って、この世の果ての僕らの聖地で、救いようのない非生産的な行為に耽っていたことだろう。
大切な「家族」との久々の対面もふいにしてまで守りたかったものは、ただひとつ...
究極の快楽と、灼熱地獄と、100%の孤独、そして現実からの逃避だった。

「センセイ。僕にはもう何にもありません。仕事も全部どうでもいいんですよ。そんなこともうどうでもいいんです。僕は、もう、疲れました。あんまり何もないもんだから車を買ったんです。そしたら販売店の人たちがもの凄く喜んでいるんです。僕はちっともうれしくないのにね。彼らを見てて不思議な気持ちでした。この人たちは何がそんなにうれしいんだろうって。」

「僕はきっと騙されてるんだ。ATMだとどこかのバカのせいで振込み額に上限ができて、一度に振り込めないじゃないか。これじゃまるで僕は振り込め詐欺にあってる間抜けな奴みたいだし、何でこんな思いまでして、大切な昼休みを銀行でつぶしてまでカネを払わなきゃいけないんだ。僕はちっとも楽しくないじゃないか」

世間知らずの芸能人じゃあるまいし、ATMの前であたふたしている自分を情けなく思った。
自分がうまくできないことを誰かのせいにして一人で腹を立てている自分が嫌になった。

そして気づいたんだ。
僕が一番嫌なこと。
それは、この街に住んでいること。
それが死ぬほど嫌なことだって、その時はっきりと気づいた。

風邪を甘く見ていた僕は、大切な人たちとの約束を2つも反故にして、ただただ、この街を脱出するひと時のことだけを考えて、大事をとっている。
そんな僕に、きっとカミサマは最も欲しくないプレゼントを用意していることだろう。
大体、察しがつくよ。
極サドの彼ならばやりかねないよな。
僕が一番嫌がることを満載にして、てぐすね引いて待っているだろう。

全ては甘く考えてた僕のせいだ。
そう言わんばかりにね。

おかげで思う存分休養ができそうですよ。カミサマ...


※問題はどこで待ち受けているか、だな。
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by ten2547 | 2007-04-28 20:40 | 戯言