そうだよ。川辺でも川岸でもなく川面をね。

大河は濁ったうねりとともに海へと続く。
灼熱の照り返しも、ここだけは幾分涼しい風が吹いて、
背中の汗もひいてきた頃、ちょっとした船旅気分に浸れる。

この河が僕の人生の終着点だ。
この河から僕の次の人生は始まる。

そんなことをぼんやり考えながら、でもちゃんと飛沫は避けて、
橋をひとつくぐる度に、そう、くぐる旅に、僕はいた。
一つ越えれば一歩近づく。
その感覚からどうしても逃れることができないでいた。

浮遊する。
白い灰になって。
輪廻転生の理の下、全ての罪を背負ったまま、着地点を探していた。
無事、見つかるといいね。
永遠にこの川面をさまようことになったとしても、
それはそういうものとして、ありがたく受け入れよう。

キミの笑顔が一瞬見えた。
僕の分までキミはそこにいて、笑っていて欲しい。
何も残せなかったけれど、キミは許してくれるよね。
キミのおかげで、僕はここまで来れたんだから、
キミはやっぱり「命の恩人」ってことになるんだね。

だから、僕はまた再生する。
またここへ来て、風に吹かれてみたい。
あの日のように。


※「投資会社が被投資会社の純資産および損益のうち投資会社に帰属する部分の
  変動に応じてその投資の額を連結決算日ごとに修正する方法」だってさ。
[PR]

by ten2547 | 2007-03-09 02:44 | 戯言