そして僕は悪魔になる。
生まれて初めて人を「イジメ」る側に回っている。
そんなつもりはないし、
そんな気もさらさらないし、
別に「イジメ」てるわけじゃないけど、これを「イジメ」と言えばそうなんだろうな。
この世にイジメなんてものはない。
イジメ問題などというモンダイはなおさらない。
もはや記号と化した「イジメ」なるものは、いつでもどこでも便利に使える用語となった。
「全身打撲」と同じだ。
実態ではなく(実態は何も語られず)、あたかもそこに被害者と加害者がいるように思わせ、極めて深刻な状態であるというイメージを膨らませるという作用はあるものの、で、結局何があったの?という疑問だけが残る。
僕が今していることは、正当な地位と職権による義務行使だけど、見方によっては弱いものイジメなんだろう。それは弱い奴にこそ原因があるのであって、僕は「悪くない」のだ。
彼が被害者で、僕が加害者でもなく、むしろ被害者は僕の方なのだ。
車に轢かれても、屋上から飛び降りても、電車に巻き込まれても、全部「全身打撲」だ。
そう言われれば、そこで想像することを止めるよね。実際の死体を見たら納得できるんじゃない?ゼンシンダボクって何?っていう疑問符とともに、コトバ(記号)の持つ曖昧さと恐ろしさについて。
おつむ空っぽのマスコミの皆さんへ
一度「イジメ」なる変な記号を使わずに、正確に報道してみて下さい。
その曖昧さの中で、深刻な社会問題として論じることのバカバカしさをきちんと示して下さい。
僕が知りたいのは、何があったか、ということだけです。
※明日も徹底的にイジメ抜いてやる。
by ten2547 | 2006-10-31 23:26 | 白書