右足に残る36℃+α

電車にて
隣に若いリ-マンが座る。
不自然に大きく広げた両足。
やがて僕の右足の外側が温かくなる。
僕は、足、動かしていない。
次第に触れる面積が増していく。
彼の左足の体温を感じながら僕の鼓動は速くなる。
次の駅が近づくと軽く咳ばらいをして彼が立ち上がる。
誘っているのか?
思い過ごしか?
どっちにしろ僕は途中下車しているヒマはない。
降り際、ドア前に立った彼を視界に捉らえる。
一瞬、目が合った。
ドアが開き、全てが終わった。

※惜しかったな、そう思えないのが僕の悪いところか..
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by ten2547 | 2006-09-23 17:29 | 戯言