悪魔がきたりてホラをふく

列車の窓に映る顔。
醜い自分がそこにいる。
姿形だけじゃない、醜いココロがそこにある。
きれいごとばかり口にしながら、自分だけは手を汚さないように、そうであるかのように微笑んだのはどこの誰だっけ?
邪魔者を排除する手段を選ばず、嘘をついてまで手に入れたかったものは何だったっけ?な~んてまたとぼけてるし。
酔って全てを忘れようとして、それでも纏わり付く亡霊のような誘惑は僕の脳髄を侵食し、悲鳴に近いよがり声の如く闇夜に響き渡る。獣のように肉を喰らい、血を啜った。そんな自分に嫌悪しつつ興奮もした。さらさらの感覚とギラギラの照り返しの中で、僕は何かを手にした、という結論を得る了解をとりつける。
悪魔に。
なぜか優しげに僕を見つめる闇の遣いに。
その代償が今、車窓に映る。
真の悪魔がそこにいた。

※明日からはまたきれいごとの日々が始まる。
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by ten2547 | 2006-08-19 22:53 | 旅行