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時は巡りて、人は変わらず

自分のネクタイを外して、首を吊る。
200kmで通過する「のぞみ」の前に立ちはだかり、一瞬で粉々になる。

どんな形にせよ、僕の頭の中では10回ぐらいは抹殺してた。
自分自身を。

また飲まず食わずだった。
デパ地下をさまよった。そこにあふれる食べ物は僕にとっては「食べる物」ではなかった。
何かが僕の邪魔をする。
店員だ。
殺意とともに食欲も失せる。
社会の秩序が疎ましく思える。
時間通りに移動して、約束通りにことを済ませて、お決まりのセリフで締めくくる。
だけど、幕は下りないじゃない。
排泄だってしなくちゃならないじゃない。
ゴミだ。ゴミだ。全部ゴミになるんじゃない!
それを叫んだって、切符を自動販売機で買ってるじゃない。
じゃらじゃら小銭ひっくり返して、小さな経済活動してるじゃない。

それで残ったものは?
それで得たものは?

意味が無いと口走った瞬間、全てが無意味になる。
もともと意味なんてないんだ。
生きてることだってそれ自体に意味なんて無い。
意味は、自分で勝手にどうにでも何とでも色付けすればいい。

そして、今日の意味は?
よくわからない。
僕は一体何をしに遥々旅をしたんだろう?
いっそダイナマイトでぶっ飛ばしたいくらいだ。
その方がわかりやすいよね。
そうやって人の道を踏み外して気づくんだ。

「夏はなぜ暑いのか」ってことに。

※水分が不足しているのは確かだ。

by ten2547 | 2006-07-15 20:04 | 戯言