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真っ直ぐな瞳に凛とした背中 その向こうに見えた未来

キミはニコリともしないで、背筋を伸ばしていた。
キミが背負った責務と一途に打ち込んできたこの四角い部屋での活動に対する自信と大きな期待とがキミを、たぶんいつも以上に、強く、凛々しく、そしてどこまでも透明な存在に変えようとしていた。そんなキミがまぶしくて僕は、本当にこの世界でともに生きることができる喜びに浸って、テーブルの下で感謝していた。ご縁あって、僕らはともに時間を共有しているけど、僕にとってはそれ以上の意味を持っていた。
キミらの足元にも及ばないにしても、多少はその苦労も、喜びも、辛さも、爽快感も、理解できると思うから、少しでもキミたちの近くで力になれると信じているから、だから僕は約束したんだ。
必ずその願いを叶えてあげようと。

そう、僕はキミたちの味方です。
どこまでも。
職務を超えてキミらを応援します。
いつまでも。
その力が及ぶ限りにおいて、共感できるギリギリのところまで迫ってみようと思う。

キミに近づくために。
キミが喜ぶ顔に出会うために。
キミの人生に多少なりとも影響を及ぼすために。
それが目的ではなくても、何の効果もなくてもいい、ただ、そうしていたかった。

それは自分がかつて経験した、遠い記憶の中の眠れる細胞の営みの感触を思い出すように、2時間という時間の中で再生された感覚だった。
泣けるほど、泣きたいほど、それほど震えた日の出来事を、もう色褪せてはいたけれど、少し触れた後のこころの揺らぎに再会した瞬間だった。

めっちゃかっこよかったで!
今日のキミは。

※それも僕の青春だった。あの日、あの時、あの場所で、それが全てだった。

by ten2547 | 2006-04-06 23:30