confession
小さな偶然から始まった日常の片隅の、傍らを通り過ぎた風のような出来事に、僕は全てを奪われようとしている。
例えば教会に行って懺悔をするように、
例えば精神科に行ってカウンセリングを受けるように、
例えば転地療法で空気のいいところにしばらく滞在するように、
そして仏像の御前で静かに手を合わせ雑念を振り払うように、
この心の嵐を静める方法を知らない哀れな存在である僕は、こうして白い画面に向かって、誰もいない部屋に向かって、だけど可能性としての救世主がいるかもしれない次元に向かって、馬鹿みたいに告白している。
キミのことがしゅきだぁ。だいしゅきだぁ!!
※それでも、「そうじゃない何か」を求めている。
その正体を突き止めるために、僕は、キミを傷つけてしまうかもしれない。
自分の本当の気持ち=欲望の果てにある「よくあるパターン」としての結末にしか至らない
ことも薄々感じている。じれったいと言われる。僕が踏み込まない限り、誰もここへは入っ
てこれないことを自分自身が一番よくわかっているのに、例え酒に酔っていたってそれだ
けは踏み止まってきた。僕にとって一番いやな形だから。ほらまた、自分のことを言って
る。
ややこしいやっちゃ!
by ten2547 | 2006-03-12 15:34