後遺症

タイ熱病にかかって早10年..
いつかは冷めるかなと思っていたけれど、飽くことなく続くその想いは、一体何がそうさせるのか、未だによくわからない。(診断不能の熱病でしょう、きっと)
帰国後はしばらくこの病気の余韻=後遺症が続く。
現実への復帰が難しい。
体が疲れていることに加えて、気候の違いや、舌や耳や五感に残る甘く切ない感触が、
僕を次の訪泰へと誘う。もう行きたくない、そう思いつつもカレンダーを追ってしまう。
何を見ても聞いてもタイという言葉の響きに反応するようになるのを、少しずつ治癒していくために、味噌汁を作り、バカ丁寧な日本語をしゃべり、深々とお辞儀する。
リハビリですな。
決して胸の前で両手を合わせたりしないように(ってするかい!)
恥ずかしい症状がやっと癒えてきた頃、僕はまた機上の人となって、あの暖かく、穏やかで、だけど地獄のような苦しみも味わえる不思議の国の土を踏む。
やっと、砂糖の入っていない緑茶を飲めるようになった喜びをかみしめながら。
だけど、それに一抹の寂しさもまた感じながら。

※全てのものは変化する。
 昔の人の言った通りだ。
 変わらない自分は、世の中の法則から外れている。
 そういうことも愛しかったりするから、なす術がない。
 自己愛もほどほどに。-
[PR]

by ten2547 | 2005-01-09 21:52 | 旅行