旅の思い出

この時期のタイはとてもいい気候だ。
南北に長い国だから、全ての地域が同じではないけれど、バンコク以南は乾季(寒季)と言われるだけあって、雨が降らず、昼間はカラッと暑く、夜は涼しい。
風が、本当に気持いい季節だ。
地元民にとっては冬だから、長袖はもちろん、セーターやダウン?を羽織っているひともいたりする。
朝早く起きて、人の少ない街を歩く。夜の喧騒とは違って、一番優しい時間。
暖かいコーヒーや、「おかゆ」なんかが恋しくなる。

悲しい出来事が起こって、連日テレビや新聞から目が離せなかったけれど、僕にとってはいつも通りの何もない、孤独と向き合う長い長い時間があった。
歩いた。バスに乗った。船にも揺られた。鉄道で移動し、タクシーを拾い、ソンテオやトゥクトゥクからの景色を楽しむ。
でも、一番の楽しみは美味しいものを食べる時。

今回一番美味しかったものは、地元の人が集うイサーン料理屋で食べた「お鍋」だった。
炭を入れた小さなコンロの上にまあるい小さな土鍋が乗っかってる。中にはタクライなどの香草がきいたスープが湯気を立てている。そこに白菜やパックブン、キャベツなどの野菜とメインの豚肉、春雨なんかを入れて、ナムチム(つけタレ)を適当にまぶしながら食す。
うまい!本当においしい。夜は少し肌寒いくらいだから、こんな料理がうれしい。
大勢で食べたらもっと美味いだろう。
料理名、、「ムーチュム?(間違ってるかも知んない)」 つまり「豚しゃぶ」、かな?
豚肉には味が付けられてるようで、これと野菜のだしが出てスープはどんどん美味しくなる。
COKAやMKの「SUKI」もおいしいけれど、こっちの鍋の方が僕は好きだな。
おつまみに「コ ムー ヤーン(焼き豚)」と「ラープ」を頼んだら、もうビールしかない。
焼き豚も焼き鳥も炭火焼だから香ばしく、甘く、ホントにおいしい。つけタレがまた最高で、これをつけて口に放り込んだ瞬間、あ~シアワセ..このために来たんだ、こんな遠くまで。
至福の瞬間だ。
シンプルだけど奥が深い。この季節ならではの野外での鍋料理。
見渡すと、みんなこれを頼んでいる。
違うのは、彼らには楽しく時を過ごす仲間や家族がいる、ということ。

それでも、 僕にとっては忘れられない旅の思い出、だ。
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by ten2547 | 2005-01-07 23:24 | 旅行