オヤヂの論理

またまた新幹線の中。
3連休のせいもあってか、東京発のひかり号はそこそこ混みあっていた。
僕は3人掛けの窓際に座り、通路側にはジャバ・ザ・ハットのようなオヤヂ、真中の席はそのオヤヂの上着等が置かれた状態で東京駅を発車した。
まだこの時点では席に余裕もあったし、まあ、荷物を置いているのはいいか、と思っていた。

品川着。
ここでもたくさんの人が乗り込んでくる。
だがオヤヂは一向に荷物をどけようとはしないで悠々と新聞を読んでやがる。
それでもまだ全ての人が着席できるだけの余裕がこの列車にはあった。

さて新横浜。
ここでもかなりの人が乗り込んでくる。
降りる人はほとんどいないので、空席を求めて人々が慌しく行き交う。
さすがにこの状況ならジャバも諦めるだろうと思っていたとき、男性がジャバに声をかけた。
恐らく、ここ空いてますかとか、いいですか、とかなんだろうけど、オヤヂは何の反応も示さない。
え?無視!?
もしかして耳が悪いのか?
男性もちょっと抵抗を示すかと思われたが、ジャバが完璧に無視しているのにたじろいだのか、何も言わず去って行った。
これはヒドイ、あんまりだ。ここまで性格が悪いとは思ってなかった。
これは何とかせねば、ここ空いてますよと僕が言ってあげればいいかな、とか何とか考えていたその時、
「ああ、どうぞ」とジャバが言った。
へ!?っと右を見ると若いお姉ちゃんが、スミマセ~ン、と言いながらジャバの前を通ろうとしていた。

あ、そういうことね。
男はNO。女(しかも若い女)はOK、っていうことね。
あまりにもわかりやすい、露骨な行動基準だ。

な、オマエもその方がいいだろ?
と、僕に向かって言っているような気がしてなんだかスッキリしない。
もちろん僕は誰だって構わないけど、どちらかと言えば男子の方がいいですけど...
そういうことを思う点ではジャバも僕も同類だ。

それにしてもあの無視された男性は気の毒だ。
さぞかし気分が悪かったことでしょう。


※だからできるだけ始発駅から乗ることにしている。
[PR]

by ten2547 | 2009-11-22 16:58 | 戯言