Route 1

居ても立ってもいられず、キミを迎えに夜の道をひた走る。
会えないかもしれない。
それでもいい。
キミが一人疲れた身体で帰る姿を想像すると、僕が家にいる理由などなかった。
一緒に過ごせなくても、僕に出来ることをやればいい。

初めての道を迷いながら何とか目的地まで着いた。
電話に出られない状況を想定して急いでメールを送る。
帰ってきた返事はもうすでにここにはいないというものだった。
遅かった。
でもまだそう遠くには行っていないことがわかり後を追った。

暗い駐車場で僕を待つキミの姿を見て思った。
キミが居ないとダメなんだ。
キミなしの生活はもう考えられない。
会いたかったんだ。
ただ会いたかった。

泣きたくなるくらいの切なさと共に、
夜の国道は優しく僕らを包み込む。
ヘッドライトにぼんやり浮かぶセンターラインは、
このままどこまでも導いてくれる果てしなき道標だった。

ずっと、この平和な時間が続けばいいのに。
左手にキミの温かさを感じながら、この出会いに感謝した。


※感動して泣いちゃうかもよ、は本当だった。
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by ten2547 | 2009-07-19 20:11 | 赤室