超絶技巧に酔う

暖かな日射しの昼下がり、平和なひと時、
コーヒーを片手に、道行く人々を眺めるとも無く、
公園の陽だまりに腰を下ろした。

次の予定までの束の間の自由時間。
大き目のカップに注がれた、思ったよりも美味しく、熱い飲み物を
少しづつ胃に流し込みながら、ぼんやりと過ごす。

日曜日。
歩行者天国。
見知らぬ街でひとり。

回転寿司。
一瞬の居眠り。
感動。
そして沈黙。

そこには僕の「仲間」がいた。
こころ交わすことは難しいような、たやすいような、
全ては自分の気の持ちようだと、
だけど人目を避けるようにそそくさと立ち去ることでしか、
自分の存在を確認できない。

主張するのが面倒で、億劫で、
自分の気配を消しながら、雑踏に逃げ込んだ。
誰も、
僕には関係のない存在。
僕も、誰にも何の影響も与えない。
居るけど居ない。
居ないようで居る。
存在しない存在。

汗をかいていた。
それがどうしようもなく不快で、
何もかもその場で終わりにしたくなった。

身体が、鉛のように重かった。
心が、氷のように尖っていた。

かばんの中のチョコレートは無残な姿になったけど...


※春よ、来るな。
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by ten2547 | 2009-03-16 23:30 | 戯言