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あーきてくと

彼は、自分の「作品」について語った。

おそらく何十年とこの先、彼がこの世を去っても、彼の「作品」はそこで、その場所で太陽の光を浴び続ける。

自分の息子にも誇れる仕事を成し遂げた男の顔は輝いていた。

彼の「作品」の内部に侵入し、僕らは好き勝手言いながら「視姦」する。

それは彼の体内そのもので、彼の分身そのもので、その意味でエロティックな行為でもあった。

僕は「作品」ではなく、その「生みの親」をオカシツヅケタ。

つまりは、彼にホレタ、ということやね。

ああ、絵に描いたような結末...

何一つ進歩しない自分を持て余す。


※仕事のできる男は色気も有すの理

by ten2547 | 2009-02-21 12:11 | 生業