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去っていく背中をいつまでも見送る

別々に暮らすようになって1ヶ月が経過しようとしている。
週末、互いの部屋を行き来する、別居婚状態だ。

何もないこの部屋にも少しずつモノが増えていく。
ずっと住むわけじゃないのに、
それでもユラユラ風を受けるカーテンを見ていると、
まるでこの生活を楽しんでいるみたいでちょっと落ち込む。

こうしてパソコンが使えるようになって、
生活は軌道に乗っては来たけど、
一番大切な人が傍にいない。

昨日、体調の悪いキミを駅まで見送った。
お茶するつもりだったけど、どこも混んでいて、
そのうち面倒になってしまって、笑顔の消えたキミを
早く解放してあげたくて、じゃあまたねと手を振った。

改札を抜けて去っていく後姿が寂しかった。
体調が悪いなら無理して来なくてもいいのに、
なんて思った自分が嫌だった。

僕は優しくないね。
ほんと、ダメだね。

来週は僕が会いに行く。
キミに会いに行く。


※さっき、ちょっと、泣いた。

# by ten2547 | 2012-05-21 21:18 | 赤室 | Comments(0)

お引越し

あと1週間で僕はここを去る。
愛する人を残して、別の街へ行かねばならない。

単身赴任だ。
周囲の人は身軽な一人者の転居としか思わないだろうけど。

3年間、当たり前のように一緒にいた人と離れ、
あれほど「好きだった」一人暮らしに戻ることが、
今はたまらなく寂しい。

荷物はほとんど置いていく。
キミが困らないように。

知らない場所で、新しい仕事に四苦八苦し、新たな人間関係を築きつつ、
その合間にキミのことを想い、それでも今よりは疎遠になることで、
何だかうまく行かないことや、逆に大切に思えることを再認識し、
週末は会えるとしても、ただいまと帰る部屋に、キミはいない。

狭くて寝苦しかったベッドは広くなり、
毎日作るであろうご飯も、たいして美味しくも感じない。
ネットやメールは日課になっても、
満たされない感情を別の何かで埋めるようになったら、
それはそれで辛いかもしれない。

何を言っても、どう考えても、今は前に進むしかないから、
未来だけを見つめて、荷造りを始めようと思う。

うんと遠くじゃないことが、いいのか悪いのか、
4年目の僕らのささやかな試練が始まる。


※だから春は大嫌い。







# by ten2547 | 2012-04-14 08:35 | 赤室 | Comments(0)

生きてけ 生きてこ

歌いながら泣いた。


※生きてね。

# by ten2547 | 2012-03-25 11:25 | 音楽 | Comments(0)

8×6

僕らの生活が一変する。

離れ離れになってしまう。

永遠なんてないことは最初からわかっていても、

隣にキミがいない生活なんて僕には想像もできない。

きっと寂しくて死んでしまう。

けど、それも永遠には続かない。

いつかまた新たなステージで、新しい生活が始まる。

それまで、僕も、キミも、何も変わらずにいたらね。

4月から...

キミは一人で早起きする。

僕は一人で仕事する。

二人で過ごす時間は、あまりにも短い。

でも、僕らは大丈夫。

きっと今以上にお互いが必要となる。

そうなるはず。

これは、カミサマのお告げだから。


※とても楽しみで、かなり不安

# by ten2547 | 2012-03-23 23:15 | 赤室 | Comments(0)

Dragon’s tears

自分には何もできない。
だからできることをやろう。

というわけで、北の都を訪れた。
仕事では何度か行ったことはあるけれど、
滞在時間数時間のとんぼ帰りだったので、
これが初めての仙台だ。

名物を食べたり、お土産を買ったり、温泉に浸かったり、お酒を飲んだりと
やることは変わらないし、それが一体に何になるのかもわからないけど、
今回も僕らの食い倒れ珍道中はしょっぱな震度4のサプライズもものともせず、
体調悪くなるまで、NOと言えないエンドレスの新年会状態だった。

①牛タンを喰らう。
 案の定店の前には列が出来ていて、その上、年末年始の短縮営業で
 ラストオーダー間際の入店となった。
 一日20食限定メニューは当然のごとく完売で、時間もないのでとっとと
 注文、とっとと食べて終了。しお、たれ、みその3種の味を堪能した。

②すしを喰らう。
 近くの港の状況や、ネタの仕入れ具合はわからないが、ここではすしも外せない。
 魚も申し分ないが、初めて食べた「ギバサ」に唸った。
 牡蠣が旬のようだったが仕入れは厳しそうだった。
 牛タンの賑わい、若さも捨てがたいが、自分としてはすし屋の静けさ、落ち着きが合っている。
 もう、おじいちゃんだからね、などと横から飛んでくるが軽く受け流す...
カッコつけて白ワインなんか飲んだりするのもまた良し。

③甘味を喰らう。
 いつもお土産に買えずにいた「ずんだ」をフルコースでいただく。
 ノーマルなずんだ餅に始まり、ずんだプリン、ずんだロール、ずんだチーズケーキ...
 ずんだシェイクはまたの機会に。

④湯に浸かる。
 ローカル線に揺られて着いたところは雪景色だった。
 何となくそうかなと思っていたけど、暖かかったので余計嬉しくなった。
 地元の方にはやっかいな雪も、全く降らないところに住んでいる者にとっては
 これこそ非日常であり、最高の気分を演出してくれる小道具だ。
 
 食事までに時間があったので散歩する。
 20分も歩けば終わってしまうような狭い街を2人して歩く。
 だんごやまんじゅうを買って宿に戻ると再び雪が降り出した。
 ちらつく雪の中浸かった露天風呂に満足し、ここ数日の疲れと寝不足を
 解消すべく、長い夜をのんびりと過ごした。

⑤土産を買う。
 再び仙台に戻り、みやげ店をはしごする。
 2人で買ってかなりの量になったので宅配便で送ることにする。
 帰りの新幹線が超満員だったのでこれは正解だった。

⑥体調を崩す。
 食べすぎなのか、寝不足なのか、年のせいか、ホテルの部屋から
 一歩も出ることができないまま、最終日を迎えた。
 食欲もなし、出かける元気なし、ひたすら眠り、ずっとベッドの上で過ごした。
 ごめんね、と言う僕にキミは優しい。
 
⑦更に体調を崩す。
 新年早々これだから...
 この連休に救われる。

※今年もいろんなことがあるだろうけどよろしくね。 
 
 

 
 

# by ten2547 | 2012-01-07 10:36 | 旅行 | Comments(0)

師走晦日断捨離腰痛塩分過多後幸福満腹・・・

希望の朝だ。
喜びに満ち溢れ、
何一つ憂い無き快晴の空の如く、
生きる力がミナギル。

何気ない日常の中に、
人生で初めての幸福を見出し、
こうして迎えた1年の終わりと、
また明日から始まる1年の間で、
朝から鳴り止まない救急車のサイレンや、
昨日亡くなった人の魂なんかも全部ひっくるめて、
宇宙規模で広がる自分だけの世界で、
僕は生きる。

キミとともに。


※全部捨ててもいいくらい。

# by ten2547 | 2011-12-31 10:23 | 日常 | Comments(0)

3年目の××

記念日には花を一輪買って、
シャンパンで乾杯し、
炭水化物抜きのローカロリーメニューと、
ハート型のお菓子なんか用意したりして、
2人きりのささやかなお祝い。

穏やかな毎日のようで、
時々プチ切れしたりもするけど、
総じて幸せな生活に満足し、
すっかり「家族」になった僕らも、
そろそろ次のステージに移るころかな。

いろんなイベントに少々食傷気味の僕と、
いろんなことに熱心に取り組むキミとの間で、
ふと浮かんだ疑問を口にしたりする。

うまく答えられないけど、
僕らは僕らで何とかうまくやってるんだから、
それでいい、んじゃない?

キミはキミで抱えたストレスと向き合い、
ホントは変えたい現実を自分なりに消化して、
結果プラスならばいいかと、
妥協の末の安定感をよしとしているのかも、
なんてそれは僕の自惚れか...。

ちゃんと向き合い、
ちゃんと話さないと、
いつかは壊れるかもしれない危ういバランスを、
しっかり保っていくためにも、
僕は、僕らは自分の時間と財産を、
互いに差し出さなければならない。

そんな段階に来ている、
かどうかさえ確かではないけど、
やるべきことは山ほどあることは確かだ。


※優劣とか、上下とか、そういうことを抜きにすれば、の話だけど...

# by ten2547 | 2011-11-23 09:44 | 戯言 | Comments(0)

週末は雨

かの国は水没し、
SOSの電話が鳴り響く。
僕は、全てを理解しながら、見て見ぬふりを決め込む。
キミは 無事で居るのだろうか。
全て流され、命の危険さえ感じているのではないだろうか。
あの鳴り響いたコールは、
最後の頼みの綱だったのだろうか。

僕は、一体ここで何をしているんだろう。
何をして、いるんだろう。


※全部、下らない、馬鹿げた小芝居、なのか??

# by ten2547 | 2011-10-21 23:05 | 戯言 | Comments(0)

秋風

つーか、もう10月やん!

諸般の事情で休日が別々になっていたけど、今月から正常化。
と思ったら、なんやかんやでまだすれ違い状態は続く。
仕事だったり、趣味だったり、お互いのやるべきことは交わらないけど、
やっと元に戻ったことに安堵する。

♪あ~よかったな、あな~たがいて~
あ~よかったな、あな~たといて~♪


※よかったにゃ

# by ten2547 | 2011-10-02 12:58 | 日常 | Comments(0)

肉を喰らう。

夏休みも諸般の事情で一致せず、
というか、元々全く交わらなかった僕らの休みが諸般の事情で交差した。
行く気満々だった北海道はムリだけど、近場でならと地図を眺めていた6月、それは我が家に届いた。

飛騨高山からのお誘い?
なんでやねん。
近場なんかい!
ま、ええか。

でもそれも?不思議なチカラに導かれた必然のように感じた。
行かねばならない感覚に背中を押されるようにとっとと宿を予約した。

GWは魚介を満喫したので、今回は肉であります。
何でもヒダギュウなるものが名物らしい。
ぢゃ、それをいただきましょうと、昼夜を問わずお肉を注文してみた。

結論としては、自分は口の中でとろけるような食品は苦手である、という事実を再認識した。
牛肉もまぐろの刺身も、歯ごたえのある赤身が好きだ。
テーブルに運ばれたお肉はどれも美味しかったけど、
一番自分に合っていたのが、道の駅で食べた串焼きだった。

古い街並みも良かったけど、僕らには誰もいない城跡がお似合いだった。
暑いけど、疲れるけど、2人だけの時間を過ごせることが何よりだ。
コンビニで買った冷凍飲料が全て溶けるまで、緑深き散歩道を歩いた。
夕方の風が心地良かった。

最終日は温泉だ。
そしてまたまた肉を喰らう。
半分で十分だったけど、がんばって最後まで食べた。
焼き方は指定できたけど、僕はもう少し火が通った方が好きだから、
やっぱり向いてないね、この料理は。
そして日頃食べないものを連日流し込まれた胃は完全に消化拒否状態に陥り、
翌朝は迷わずお粥を選んだ。

土砂降りの雨も、宿を発つ頃には止んでいた。
川沿いの道をのんびり走る。
高速道路より、僕らにはこっちの方がお似合いだね。

しばらくは野菜料理が続く。


※甘いものも控えるように!





# by ten2547 | 2011-08-21 10:11 | 旅行 | Comments(0)

今日は、何曜日??

諸般の事情で僕らの休みはバラバラになった。

週末の夜をのんびり過ごすことも無く、休みなんだけどいつも通りの時間に起き、
キミのために朝食作ったり、駅まで送ったりしてると、
今日は何のゴミの日だったかちゃんと確認しないとエライコトになったり、
朝目覚めた時に、仕事だったか休みだったかの確認が必要で、
今度は自分の予定がわからなくなって、
気が付けば、こうして一人過ごしている。

今年の夏だけで済めばいいけどな...。

悪いことばかりじゃない。

洗濯はお互いの休みにできるから楽になった。
食事の支度も余裕ができたようにも思う。
平日だといろんな用事がはかどるし、どこに行っても空いている。
朝もちょっとのんびりできる日ができた。

でも一番の効果は...

寂しいって気持ちを抱けたこと、かな。
そして、電気の大切さがわかったこと、でもないか...

さてと、今日は何をしようかな。

・ ・ ・ ・。


※静かな日曜日

# by ten2547 | 2011-07-31 08:49 | 日常 | Comments(0)

おまかせ

「うちはメニューないんですよ」
その言葉に一瞬凍りつく。
ドリンクも、食事も、ですか?
「はい、何でもおっしゃっていただけばお出ししますよ。」
じゃ、とりあえず、ビールを...

会社の送別会で使った店の料理が抜群に美味しかったので連れと行ってみた。
和でも洋でもなく、どこかのお宅でおもてなしを受けてるような、一品一品が
丁寧に作られた料理を求めて来た僕らは、多少戸惑いながら生ビールで乾杯した。

メニューが無いってことは値段も不明ってことで、それより一体何を注文すればいいんだ?
そんな僕らの背後に店のオーナーがやって来た。

「お腹は、空いてます?」
実は腹ペコだった。
はい、それなりに...
「じゃ、適当にお出ししますから。キライな物はありますか?」
いえ、特にありません。
これで注文は終了。

初めての店じゃない。
味も確かだ。
でも、こんなシステムとは知らなかった。
宴会じゃ注文しなくても次々に出て来るからメニューも見なかったし、
ドリンクはセルフサービスで飲み放題だったし..。
そういえばその飲み放題の種類の多さに驚いたっけ。

いい店なのか、コワイ所なのか。
ドキドキしながら待ってると僕らの前には次々と料理が運ばれてきた。

ひとつも外れのない美味しさに感動する。
何が出てくるかはお楽しみのお任せコース。
食べるペースに合わせるかのように、タイミングよく、適量のお皿が並ぶ。
箸が止まらない。(大丈夫か?)

少し余裕が出てきて店を見渡すと、常連ぽいお客さんがカウンターに並び、
奥の方では宴会が盛り上がっている。
ごくごく普通の光景。
でも、メニューは、ない。

席が空いているか電話した時も、何も聞かれなかった。
一見さんお断りっていう感じでもないけど、気軽に入れる雰囲気も全く無く、
むしろ敷居が高くて、今まで前を素通りしていたお店だ。
やはり、場違いだったか。

お腹も満たされ、ほろ酔いの僕らに主人は言った。
「カレーがあるけど食べます?ちょっと辛いけど」
連れは頼み、僕は遠慮した。もう食べられない。
まるでわんこそば状態だ。もういいと言わなければ永遠に出てきそうだった。

次々と扉が開いてお客が入ってくる。
カウンター奥の棚にはキープのボトルがたくさん並んでいる。
みんなこの美味い料理を目当てに来るのは間違いなかった。
常連になればきっと楽しいに違いない。

さて、最後の難関、お勘定だ。
オーナーの口からお値段が告げられた。
明細もない。料理の名前もわからない。
でも腹は満たされ、お酒だってそれなりに飲んだ。

決して高くはない。
むしろ安い感じさえする。
だけど、その基準はよくわからない。
人を見て決めるのか、出した量で決めるのか、
全くわからないが、とにかく、不思議なお任せディナーだった。

よけいなお世話だけど売り上げ管理や税金はどうなってるんだ?


※早く常連になりた~い。






# by ten2547 | 2011-07-18 08:51 | 嗜好 | Comments(0)

安非他命

悲劇か喜劇か、
そのどちらかでしかないのだろうか。

こんなにも平凡で、ありふれた日常に生きていると、
そういう世界を渇望するのかもしれない。

何にもない。
何でもない。

ごく、普通...

それが一番幸せ、かな。


※ ♪僕の背中には羽根があ~る~♪

# by ten2547 | 2011-07-10 09:45 | 映画 | Comments(0)

梅雨明けて原発停止で孤独に浸る

なんてね。
家族がバラバラになっちゃったじゃないか!

僕ら2回目の記念日を祝った。
前夜、イタリアンのお店を予約して、飲み放題付きのコースにした。

当日はお互い休みを取った。
と言ってもこれといってすることもなく、何となく成り行きで、キッチンの大掃除をした。
せっかくの記念日なのに何か変だね、とか笑い合ったけど、こんな感じが案外いいのかもしれない。
夕方いっしょに買い物に出かけて、家に戻ってシャンパンで乾杯。

今年の夏も暑いだろう。
そしてちょっぴり寂しい、すれ違いの3ヶ月だ。

今夜もキミは遅くなる。
明日も朝は早いだろう。

お互い、久々の孤独を満喫する。
それもまた、いいかもね。


※これからもよろしくね。


# by ten2547 | 2011-07-09 19:43 | 赤室 | Comments(0)

太陽か月か... 

僕らの日常は淡々と過ぎていく。
キミは住所を変更し、キミの郵便がポストに届くようになって、2ヶ月。
少しずつ、少しずつ、2人の人生が融合していく。
決して交わらない部分も残しながら、
それでももう互いの存在無しには生きていけないような錯覚と、
それと裏腹に時折牙をむく心の奥底の残酷が妙にリアルで、
一瞬で消え去る脆さに怯える。

ふと、よぎる、疑念。

本当に大丈夫だろうか。
僕らの間にヒミツなんてないよね?

キミの目が潤む。
キミの瞳が曇る。

僕が尋ねる。
何が欲しいのかと。
何が望みなのかと。

キミは応えない。
キミは答えない。
それがコタエであるかのように。
いつものセリフでお茶を濁す。

そうじゃなくて、
僕が本当に知りたいのは、
そういうことじゃなくて、
どっちがいいのかってこと。

どっちでもいいは、
どうでもいいと一緒。
どっちでもいいは、
どっちも嫌と同じ。

コタエテホシインダ。
ボクハキミノコトバデキキタインダ。

僕は意地悪だね。
いや、そうじゃない。

キミがそうせるんだ。
僕の邪悪な部分を刺激する、
そのまなざしの先にある淫らな欲望が、
僕を狂わせる。


※これだけはハッキリさせないんだね。

# by ten2547 | 2011-06-19 10:56 | 青筆 | Comments(0)

能登の海に洗われた我が愛車は錆ゆく

ひょんなことからそれは始まった。

特に目的を持たない僕らの珍道中vol.5は、長良川を見下ろすお城を写真に撮るという
全くの予定外の風景からスタートした。
それは寂しくもあり、優雅でもあり、初夏の陽気に惑わされた空白時間で、
僕らはまるで携帯電話を持たない時代のスリル満点の待ち合わせよろしく、
見知らぬ駅での再会を祝して抱きあった(わけではない)。

さて、早朝の街は静かで、清々しく、これからの道中の安全を保証してくれるかのような
懐の大きさでもって、僕らを見送ってくれた。
初めて走る東海北陸自動車道は快適で、渋滞も無く、11キロにも及ぶ長いトンネルを筆頭に、
オレンジや緑の怪しげな空間の連続とクネクネとカーブする緊張感持続レースという
お土産もついて、僕の下手な運転に花を添えてくれたのでした。

なかなかおもろい道やんけ、などと余裕こいてるフリを見透かされ、
それでも早起きは三文以上の徳を授けてくださり、これまた全く予定外のチューリップ畑で
小娘のようにはしゃいだのでありました。
今年は気温が低くて開花が遅れている若干寂しげな風情がまた良かったし、
何よりも激しい雷雨が一気に眠気と疲れを吹き飛ばし、ついでにお腹の不調までプラスされて、
2日目は過ぎていったのでした。

3日目。
さて、ここからが本番ですよ。
食い倒れを信条とする我が旅の今回のテーマは魚介を喰らう、であります。
魚やエビや北陸の特産を心行くまで食べつくしましょう。
特に旬のしろエビやのどぐろは必須です。
氷見、能登島を経由して、奥能登の民宿に到着するやいなや、カメラを持って出かけました。
冷たい雨の降る中、だ~れもいない海岸で、パシャ、パシャ、パシャ...
寒い、帰ろう...
滞在時間5分の観光終了。
お風呂に入って見知らぬ人たちに混じって食堂でごはん、ご飯、ゴハン。
朝もお風呂入って、ごはん、ご飯、ゴハン....
じゃ、次。

4日目。
能登半島をぐるっと回って、千枚田や輪島の朝市などを冷やかし、金沢へ。
優雅なホテルでお茶などした後は、早速すし屋へ直行です。
のどぐろやガス海老など回っているのに全て注文する回転すし屋でたらふく
食べた後は、お部屋で軽く飲んで大浴場へ...
あ、いけない。
若い男の裸が目に毒(クスリ)だ。

5日目。
兼六園を散策。桜は終わり、菖蒲はまだこれからで、お花的には何もない時期ではありますが、
それなりにぐるりと見た後は、再び能登丼を目指す。
注文してからしばらくしてふと後ろを振り返ると店の外には長蛇の列...
ほぼ無言でどんぶりを平らげた僕らが次に目指したのは、
有名なパティシエのカフェでした。
ここもズラリと列ができていたので、並ぶのがキライな僕らはケーキは買うことにした。
どこか景色のいいところで食べますか..
などとのんきなことを言いながら、結局次の宿まで一緒にドライブすることになった。

さて、最後はちょっとリッチに参りましょうと、温泉旅館の部屋からの絶景を楽しみにして
いましたが、黄砂のせいか、立山連峰はぼんやりかすんでいました。
明日の朝はすっきり見えるかもね、静かな柴山潟を見下ろしながらそう思ってました。

温泉につかってさっぱりし、男性客の裸体を視界の隅におさめつつ、お楽しみの夕飯です。
お品書きを確かめる間ももどかしく、僕らは獣のように食い尽くしたのでした...
翌朝、ちょっとだけ山の稜線が見えたものの、絵葉書のような景色は望めず、
露天風呂につかって朝食会場へ...
巨大な広間で大勢の人が食事をしている光景に気おされながらも、数々のおかずを
お皿に乗せてからは犬のように食べまくり、3回くらいはおかわりしている自分を
ちょっと褒めてやりたい気分でした。

最終日。
長い帰路の途中に、東尋坊と名古屋に立ち寄るという無謀な行程も難なくクリアし、
途中で事故っている不幸な家族連れを横目に、無事帰って来られた喜びも束の間....

僕らは言うまでも無く、肉を食べに走ったのでありました。
当分魚介はいらんわな。

食い倒れ珍道中は続く。


※ アッシュは H













# by ten2547 | 2011-05-05 14:41 | 旅行 | Comments(0)

4月9日

キミが僕の部屋への引越しを完了した。

大きな車を借りて、2人で荷物を運んだ。
たった1台しか残っていなかった大型車を前日に予約できた。
「よくありましたねェ」なんてレンタカー屋の人もびっくりの奇跡が起きたんだ。
運がいいね、僕ら。

これでキミの帰る場所はなくなった。
僕が死んでも、キミはここで暮らすんだよ。

僕らが選んだ道は、
ちょっとした秘め事の風情で、
でも、何の迷いも無く進める明るさがあり、
未来という道標が示す方向を目指す。

夕べはいっぱい歌って飲んだ。
嬉しくて、泣いた。
子供みたいにはしゃいだ。

ありがとう。
これからもよろしくね。


※何とラッキーナンバーが並んでる!

# by ten2547 | 2011-04-10 17:48 | 赤室 | Comments(2)

3月20日

月が満ちる。

また、何かが起こるのかもしれない。


※巨大なエネルギーの放出...

# by ten2547 | 2011-03-19 19:53 | 戯言 | Comments(0)

好き、スキ、suki !?

もう2月も終わろうとしている。
僕の日常は大した変化も無く、
むしろ平凡で平穏な毎日を維持することに
無意識の意識を集中している。
その静かで頑ななエネルギーは、夜な夜な歯軋りと共に発散される。

全ての事象はストレスが原因と一蹴される便利なジダイだ。

医師の診断により、南の島でのんびり静養していまぁ~す。
腫れ物に触るように取り扱い注意なメンタル族は、嫌なことは全て排除して
自分が一番心地いい場所で、圧倒的な自己正当化に没頭する。

いっそのこと自分も...なんて悪魔のささやきに負けそうになるのをこらえて、
今日もせっせと平常心を装う。

なんか、疲れる...

僕らは既にまともな日本語では会話できないくらい宇宙の果てまで到達した。
楽しいとか幸せとか、そういった入門編は卒業して、
どうやったら自分の居場所を確保できるかを手探りで求め始めている。

時々苛立ち、時々愛して、時々怒ってみたり、泣いてみたり、
甘えることは上手でも、謝ることは下手だったりして、
実年齢を無視した恥ずかしい言動を、つい人前でも披露してしまう。

にゃんてね。

平和だ。限りなく。



※今夜はなんちゃてイタリアンのフルコースをご用意いたします。

# by ten2547 | 2011-02-27 09:44 | 赤室 | Comments(0)

蒼い部屋で

今日はひとり。
今夜はひとり。

キミは少し遅い帰省中。
ボクは電話しただけ。

親と過ごせる時間はそう長くないというのに、
こうして幸せに暮らせているのは親のおかげなのに、

キミが帰るなら、
ボクも帰ればいいものを、

こうしてひとり、寒い夜を過ごしている。

ボクを褒めてくれるキミのことを、
ボクを叱ってくれるキミのことを、
ボクを好きだと言ってくれるキミのことを、
ボクにちゃんとダメだししてくれるキミのことを、

どれほど大切に思っているかを、
どれほど好きでいるかということを、

何も話すことなく過ぎていく時間とともに、
窓を揺らす冷たい風の中で、

ワイン飲んで、
チーズをかじって、

DVD見たり、
ゲームしてみたり、

ひとり言呟いてみたりして、

カミシメル。


明日は帰ってくるよね。


※早く会いたいです。



# by ten2547 | 2011-01-16 00:36 | 赤室 | Comments(0)

雪国

国境の長いトンネルを抜けると、そこは、普通の冬景色だった...

幸か不幸か、僕らの目指す場所に雪は殆ど無く、滞在中も降らなかった。
というか雨は、降った。

ま、そんなもんでしょ。

雪を見に、は完全に失敗に終わった。

その代わりといっては何だけど、美味しいものをいっぱい食べた。
食べて、食べて、もう死にそうなくらい食べまくって、
それでも終わらない、僕らの食い倒れ珍道中の最後を飾るのは...

お腹に優しいお粥かな。

さて、今夜は何食べよう...


※デパ地下でまたまた美味しいモノ発見

# by ten2547 | 2011-01-04 17:32 | 旅行 | Comments(0)

自殺未遂 

先日、自殺した青年の両親がテレビのインタビューに答えていた。
息子はイジメられたのが原因で自殺した。と「悲痛な叫び」をアゲテイタ..

でも息子、20過ぎた大人でしょ?
職場でいじめられたから死んだの?
他にいくらでも選択肢はあったと思うけど..

ホントのことはわからないし、
両親の悲しみも理解できるけど、
そんなこと言ってたら何回死ななきゃならんのだ?

自分は死に損ないなのでエラそうなことは言えない。
でも何かに悩んで、とか、生きるのが辛くて、とか 
そういう「解決できうる理由」では死を選びたくはない、とは思う。
もう人生これでいいかな、な~んて満ち足りた幸せの絶頂で逝きたい。

例えは変だけど、せっかくの有給休暇を病気の時しか取らないなんて
もったいないじゃない。
良く晴れた気分のいい日に仕事休んで遊びに行く方が楽しいじゃない。

生きていればいいことある、とは思わない。
生きているのが死ぬほど辛い、とも感じない。

どう生きるのか。
どう死ぬのか。

それは常に考える。
今も、明日も、これからも。

とりあえず、今日は生きている。


※明日のことはわからない。




# by ten2547 | 2010-12-24 17:20 | 雑感 | Comments(0)

キスマッ

ぼやぼやしてたらもう年末じゃん。

デパ地下は戦場だった。
平日だからそんなに混んでないだろうと思いきや、すごい人...
オバサンたちに負けないように、オジサンもがんばった。

どうでもいいけど、どうしてローストチキン売り場に列ができるの?
クリスマスだから?
ああ、メンドクサイ。

どういでもいいけど、そんなに高いシャンパン誰が買うの?
一番下の段のスパークリングワインで十分さ!
ああ、ツカレル。

などとぼやきながらも必要なものは何とか買った。

チキンは家で焼きましょう。
ただ今タレに漬け込み中。ちょっとタイ風のローストチキンになる見込み。
ほうれん草を使ってなんちゃってスパニッシュオムレツ。
買ってきたお惣菜を中心に野菜を足してホタテと7種の野菜のマリネ。
スモークサーモンにはエキストラバージンオリーブオイルで作ったドレッシングを。
トマトとモッツァレラチーズ、バジルでトリコロールサラダ。
3種の健康パン
そしてメインはブッシュドノエル。

あ、クリスマスは関係ないとかいいながらクリスマスじゃん。
などとカタイことは言わずに今夜もまったり行きましょう。

とか何とか妄想しながら、5時になったら仕込みの続きをしなくちゃ。


※じゅわいえ のえる!





# by ten2547 | 2010-12-24 17:00 | 戯言 | Comments(0)

生きるって...

僕と付き合ってて面倒だと思うことってある?
ってキミが聞いた。

え?
面倒なこと?

別にない。
何もない。

生きること自体面倒だから。
仕事して、ご飯食べて、排泄して、笑って、落ち込んで、ちょっとじゃれ合って、ご飯作って、食器洗って、ゲームして、夜更かしして、寝て、起きて、また仕事して...

いつかは終わるんだけど。
きっと、絶対、永遠には続かないんだけど。

だから面倒だと思えば面倒だし、
こんなものと思えばなんでもない。

キミといると楽しい..時ばかりじゃないけど、
こうして一人で居るのも何だか落ち着かない。
一人の食卓は味気ないし、
隣にキミが居ないのは、やっぱり寂しい。

だから、僕の顔に書いてあったらすぐに言ってね。
ありがとうに書き換えるからさ。


※がんばれ、自分。

# by ten2547 | 2010-11-23 16:36 | 赤室 | Comments(0)

同居非扶養家族

キミの荷物を運んだ。
狭い僕の部屋がますます手狭になる。

ここで一緒に暮らすと決めた。
キミなしの生活はもう考えられないし、
キミはここしか帰るところがなくなるわけで、

僕らは本当の家族になる。

これからもよろしくね。


※何もない僕ら。でも、それがいい。

# by ten2547 | 2010-11-23 08:28 | 赤室 | Comments(0)

雪を見に行くのだ。

今年の年末年始はどこへ行こうか。
どこで年越ししようか。

どこでもいい。
なんでもいい。

どこかへ行かなくてはいけないことはないし、
なにかをしなくてはならないこともない。

だから、
特に理由はないけど、雪を見に行こう。
雪国で新しい年を迎えよう。



今夜もキミは遅くなる。
そうだった。
一緒に食べようと思って買ったデザートも、
明日になるかもしれないね。

キミのいない部屋はこんなにも寂しい。
キミの居場所は定まらないまま、今年も2ヶ月で終わろうとしている。

旅行よりも、なによりも、
僕らがやらなくてはいけないことは、
ここで共に生きること。

キミは住所を変更し、
僕らは家族になるんだ。


※こんな夜はココアが美味しい

# by ten2547 | 2010-11-03 21:52 | 赤室 | Comments(0)

曇りのち雨

キミを怒らせた。
僕のわがままで。

どうしても譲れない、ちっぽけな価値観は、
どうしても自分の中で消化できないやっかいものであり、

きっと誰もが賛同してくれるはずの、でも言葉にするのが難しい、
社会のオキテ、常識、モラル...

どうだっていいじゃん。

確かにその通り。
でも受け入れられないのは僕がそうやって生きてきたから。
そういう世界に生きているから。

その違いを埋めることができなくて、僕は群れからはぐれた。


※僕はそれでいいんだ。でもキミは...ホントに大丈夫?

# by ten2547 | 2010-10-24 21:43 | 戯言 | Comments(0)

プランB

記憶が無い、とか、そういうことは決してない。

あの日、僕が死に損なった、のは確かだ。

まるで、何事も無かったかのように平然と暮らしている自分を、
不思議な気持ちで眺めているもう一人の自分がいる。

誰にも知られずに生還した僕は、その日を境に愛する人と暮らし始めた。

重大な決意とか、人生の転換期とか、何かの区切りとかを感じることなく、
あらかじめ定められた事柄を淡々と実行する、幸せ。

ただ、キミが好きだ。
それ以外、今の僕には何もない。
好きで好きで死ぬほど好きで、それで死のうとして失敗した僕のことを、
キミは何も知らずに受け入れてくれている。

きっと信じないだろうな。僕の死体を発見するのはキミのはずだったんだ。

こうして笑って過ごしていることは、危うい綱渡りの成功率に賭けられた、
マヌケな博打の成れの果てだって事を、伝えようとして失敗した。

ゲームみたいにリセットできればいいけど...

ホント、何事もなかったかのように自然に振舞っている自分を、
不思議な感覚で見下ろしている自分を、遠くで見ている自分がいて、
そんな自分を褒めたり貶したり、好き勝手やっている自分も加わったりして、

僕の生活は賑やかだ。


※全てキミのおかげです。



# by ten2547 | 2010-10-17 11:08 | 白書 | Comments(0)

ジセイ

世をはかなんで逝く。
できればそれだけは避けたい。

幾度と無く「神の声」に従おうとして、結局何事も無いまま今日に至る。
そりゃそうだよ。人はそう簡単に死んだりしない。
大抵のことは乗り越えられるし、何らかの解決方法を見出せるものなんだ。

ポジティブとまではいかなくとも、普通の感覚で、ちょっとしたことで、次を見つける。
それくらいの精神は持ち合わせていると思っていた。
時には専門家やお薬の力も借りながら、自力で更生してきたんだ。

それは最悪の状況だったから。
もうそれ以上ひどい状態は無いって思えば、プラマイゼロにまで戻せばいいんだ。
そこからまた始めればいいんだ。
だから最終兵器は使う必要もなかった。

最高の状況になったら、考えよう。
もうこれ以上幸せな状態は考えられないって思えれば、引き金を引こう。

自制し、自省し、辞世に至る。

例えば弱さだったり、
例えば優しさだったり、
例えば能力だったり、
例えば天性だったり、
例えば性格だったり、
例えば未熟だったり、
いろんなことが関係しているんだろうけど、
一番欠けていたものは勇気だったと思う。

ほんの少し奮い立っていたら、
正面から立ち向かって行ければ、
自分の言葉で主張できれば、
違った道も開けていたかもしれない。

誰かを傷つけることでしか、自分の存在を確認できない。
自分が生き延びるためだけに、誰かを傷つけてきた。
そして今、自分の存在確認でも、生き延びるためでもなく、
ただ、誰かを傷つけようとしている。

全てを放棄して、
全てと決別して、
自分勝手な終末を迎える。

何も感じない。

きっと初めからこうなる運命だったんだ。
そうするのも、そうしないのも、自分次第なのに、誰かのせいにしようとしている。
感謝や謝罪もなく、日常生活の延長線上に○を打つ。
何の前ぶれも無く、そこで止まる。終わる。無くなる。

僕はそれを見ることもなく、逝く。

何か変な感じだ。

こうして意味のない言葉を羅列することの意味もわからず、
意味など一切存在しない世界を演出する、究極のワガママで、

さようなら。


※その後は更に面倒なことになるけど。










# by ten2547 | 2010-07-05 09:14 | Comments(1)

薔薇一輪

今日はホンモノのシャンパンを買った。
いつも人にプレゼントしてばかりだった、ヴーヴ・クリコを、「ご自宅用」に買った。
僕らの大切な記念日だからね。
僕も初めて飲むんだ。
それと花も一輪飾ろうね。

キミの好きなものを買った。
僕の好きなものも作ろうと思う。
小さな星型のケーキもあるよ。
七夕にあわせたお菓子がいっぱい売ってた。
僕らが出会ったあの日は雨が降っていた。

あれから一年、僕は人生で最高の幸せを味わった。
もう自分には決して訪れないだろうと思っていた感動を経験した。
これからも、ずっと、キミとならうまくやっていける。
そんな歌の文句みたいなセリフが照れも無く言える。
今日が人生最良の日。
だからこれで終わりにしようと思う。

たくさんのシアワセをありがとう。
たくさんの思い出をありがとう。
たくさんの愛をありがとう。

世界一、大好きなキミへ。


※どうして今日はこんなにいい天気なんだ!



# by ten2547 | 2010-07-04 16:49 | 白書 | Comments(0)

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